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環境・食品・産業衛生学

Latest update on 2014年8月22日 (金).


1.授業のテーマと到達目標

大気・水・騒音・振動といった物理化学的環境は,ヒトが生きる環境のもっともベースとなる条件を規定する。それらの物理化学的環境条件に応じて,ヒトを含む個々の地域生態系が成立し,生物学的環境や社会文化的環境が構築される。ヒトの生存は,それらの環境条件の中で,どのように生産と消費を持続していけるのかにかかっている。この授業のテーマは,こうした意味での環境衛生,食品衛生,産業衛生の各論を示すことであるが,知見そのものだけではなく,どのように測定・検査・評価がなされるのかという点まで含めて理解することを到達目標とする。

2.授業の概要と計画

※参考資料や配付資料は昨年度版がリンクされている場合があります。

  1. 環境の概念と地域生態系(4/7,presentation, slightly modified for open to the public
  2. 大気・温熱・気圧(4/14,presentation, slightly modified for open to the public
    ▲質問への回答で紹介したサイト:潜水医学環境研のレポートEICネットの室内空気汚染の説明凍瘡・凍傷について
  3. 騒音・振動・放射線(4/21,presentation, slightly modified for open to the public
    △騒音関連で紹介したサイト:C0-E10のFLAC音源(この音程表示は米式で,独式ではc5となるピアノの最高音はC8),「題名のない音楽会」でのノイズ音楽の回紹介記事@J-CASTノイズ温泉 by 大友良英+非常階段モスキート音@YouTube"Hypersonic Effect"論文National Geographic記事),骨導超音波
  4. 栄養(4/28,handout
  5. 食品衛生(5/12,handout
  6. 感染症疫学(5/19,handout
  7. 化学物質の管理(5/26,handout
  8. 廃棄物と都市環境(6/2,handout
  9. 水(上下水道)(6/9,宇賀先生)
  10. 産業保健(6/16, handout
  11. 毒性学入門(6/23, handout, 用量反応関係のRサンプルコード, 厚労省毒性試験データ用のテストコード [データソース])
    Dose response curves for rats
  12. 公害と地球環境問題(6/30, handout
  13. リスク論(7/7, handout
  14. (予備)(7/14→質問への回答プリント配布のみ)
  15. 期末試験(7/28,問題解答例

3.成績評価と基準

期末試験により評価する。何回かミニレポートの提出を求めるが,期末試験の成績が60%に満たない場合はミニレポート内容によりプラス評価を加える。

2014年度成績分布

グラフに示す通り,期末試験素点では60%に満たない者が何人かいたが,ミニレポートにより加点した結果,最低点が60点(2名いた)となり,全員合格であった。ただし期末試験素点が60点未満の人(概ね評点が80点未満の人と一致する)は,理解が浅いところが多々あると思われるので,しっかり復習して欲しい。

4.履修上の注意(関連科目情報等を含む)

公衆衛生学(宇賀教授担当)では社会環境面の公衆衛生を中心に教授されるので,この講義における環境衛生・食品衛生・産業衛生と相互補完的に学習されたい。後期の公衆衛生学実習を有意義なものとするためには,本講義において基礎的な知識を身につけておくことが前提となる。

5.オフィスアワー・連絡先

火曜日18:00〜18:30,E707

6.学生へのメッセージ

資料を随時webで公開するので参考にされたい。

7.今年度の工夫

できるだけ迅速に質問に答えたい。

8.教科書

とくになし

9.参考書・参考資料等

10.キーワード

物理化学的環境,生物的環境,環境衛生,食品衛生,産業衛生


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