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1997年夏・ギデラの健康と栄養

Copyright (C) Minato NAKAZAWA, 2017. Last Update on 2017年3月17日 (金) at 03:08:13.

【13】 内陸の村へ移動(1997年8月20日水曜)

Sun West Aviationの小型機がやっと来たので,内陸に向かう。Daru→Kiburi→Malam→Upiara→Wipimと大回り。2時間弱のフライトであった。

Wipimで唯一の実業家であるN氏のトラックはMalamに行ったというので,それが帰ってくるのを待つことにした。N氏の奥さんだったYさんの墓参りをする。彼女の病気は,DaruのLさんによると肝硬変と言っていたから(重症化した後でLさんがナースとして働いているDaru病院に入院していたらしい)死因はそれなのだろうが,まあたいがい美食していたし,あの肥満ではそれは肝硬変にもなるだろうな,と思う。

夕方18:00頃Malamに行っていた2台が帰ってきたので,Wonieへ行くことにして出発。ところが,暗くなってWodelに着くと,Wonieの人がほぼ全員来ていて,Wipim School Workをしているという。Wodelのキャンプでは尿検査はできないだろうし,あと2日の作業期間中は忙しいと,Wonie村で大塚さんのアシスタントを長年務めてきたSo氏がいうので,来週金曜日にWonieへ来ることにして,先にRualへ行くことに方針変更。しかし,すぐに「じゃあまた」とならないところがギデラ風である。とりあえずということで,サゴと魚と葉っぱのスープをごちそうになり,米とサバ缶と砂糖をあげる。小一時間ほどそこで過ごしてから,Wipimへ帰ってきたのである。今夜はWipim泊,明日の朝Rualへ行く予定。

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