今月のCマガジンは,PNG (Portable Network Graphics)フォーマットの特集であった。実はUnisysが保有するLZW圧縮アルゴリズムの特許の問題で,GIFを扱うソフトウェアが特許使用料の支払いを要求され(アルゴリズムの特許使用料というのは珍しい話だ。普通,特許は実装につくのであって,アルゴリズムそのものは人類共通の知的財産ではないのか?),サポートをやめるソフトも出てきている(当然だ),というのはあちらこちらで目にしていたが,この特集を読んで,(1) GIFの後継としてCompuserveが支援している,(2)ライセンスの心配がない,(3)画像フォーマットとしても,圧縮率が256色ではJPEGに匹敵し,展開速度は遥かに凌駕していて,かつ可逆圧縮であるため画質の劣化がない,という実にすぐれたものであることがわかった。表示ソフトについても,WEBブラウザの中ではNC4.04以降はネイティブ対応しているらしいし,プラグインもいくつもあるようだから,問題ないだろう。偉いことにPicture Publisherは既にPNGをサポートしていたので,早速,フォトギャラリーのGIFだったインデックス画像をすべてPNG形式に変換してしまおう。何より,Papua New Guineaと同じ略記の画像フォーマットを使わないわけにはいかないのである。
ここでお知らせ。人類生態学教室のホームページには書いたが,このページだけの読者のために,ここにも書いておこう。今度の土曜日(5月23日)の8:30から15:20の間,建物の電源工事のため,このサーバは停止する予定です。アクセスできませんのでご承知おきください。