このところ，シミュレーション人口学の原稿を書くので煮詰まっている。それに加えていろいろなことが起こるので，忙しさが加速する。人生そんなものである。もっとも，自分で忙しくしているという気もするのだが。
今日は，日本人口学会の研究企画委員会というものが霞ヶ関の国立社会保障・人口問題研究所であった。久しぶりに霞ヶ関に行ったが，日比谷公園の初夏の眺めはすばらしい。入り口で身分証明書を求められたのには驚いたが（昔からそうなのだろうか？ それともオウムの地下鉄サリン事件以降のことだろうか？），中は快適であった。委員会ではあまり発言できなかったが（貢献できなくて済みません＞委員長），会員の業績集がテキストの形であるので検索可能な形にしたいという話を聞いたので，検索のcgiを書くことにして帰ってきた。ただテキスト検索するcgiを書くのなら簡単だ。
帰ってきたら「科学」編集の方から電話があり，16日にここで書いたことに対してご返事いただいた。確かに忙しいという現状は理解できるし，きっとできるだけのことはしているのであろうから，前の表現は言い過ぎであったと思い，表現を改めた（申し訳ありませんでした＞「科学」編集の方）。ぼくの意見を読者からの手紙として投稿することを勧められたので，投稿することにした。７月号にはそんな欄がなかったので手紙をだすことなど考えてもみなかったが，言われてみれば，学術雑誌でもLetters to Editorsの欄はだいたいあるし，そこを舞台として論争されることはふつうに起こっているな。さて，そうとなったら早くシミュレーション人口学の原稿をあげなくては。