今日は暖かい晴天である。最高気温摂氏26度の夏日だそうだが,日射しはさすがに柔らかい。気が付いてみれば10月も最後の日である。昼食を買おうと生協第二購買部に行ったら,牛丼430円が300円に値下げしていたので,今日の昼は牛丼となった。300円にしてはなかなか美味であった。ふと横をみると,今日まで中古CDフェアをやっていたので,ちらっと覗いてみた。
ふーん,100円からあるのかぁ,でもジャンル分けだけしてあってジャンル内が順不同なのは検索には不親切だなぁ…邦楽はほとんど1800円で高いなぁ,などと思いつつ歩いているうち,値段だけに注目してみることにした。全部見るのは時間が勿体ないし,どうせ100円から500円のしか買う気はないからである。若干安いような気がしても,無いところに作り出された需要は後で後悔を生むに決まっている。そこから考えれば,どこかの国の内需拡大策で配られた商品券で無理矢理買われたものが粗大ゴミとなるであろうことは目に見えている。山形浩生さんが紹介しているクルーグマン教授のインフレ期待論も山形さん自身が提案している消費税率上げ策も,山形さん自身「なんだかとっても不健全」と言っているように,"So Crazy It Just Might Work"で景気が良くなったとしても,人は不幸になるような気がする。閑話休題。
100円から500円のだけ見るという戦略は成功であった。買ったCDは5枚。100円が4枚と300円が1枚である。CDはアナログレコードと違って,中古でも気になるほどには音が劣化していないから,「盤質上」と書かれていなくても比較的安心して買える。"ashita tenki ni nahre!!"は,「イカ天」という番組からメジャーデビューした"GEN"というバンドのミニアルバムだが,「イカ天」の熱心な視聴者だったぼくとしては,「バラ色の人生」を歌う源学の声が100円で聞けるとなれば,これは買って損はないわけである。"Once Upon A Time"という女性3人組の"Spring is Just Ahead"というのは,なんか見覚えあるなぁと思って買ったわけだが,開けてびっくり,日本のアイドル歌謡のカバーなのだ。収録曲は「青い珊瑚礁」「春一番」「さよならの向こう側」「WANTED」「ハートのエースが出てこない」「赤いスイートピー」「微笑み返し」とオリジナル2曲。なかなか歌も演奏も良かった。予想外の拾いものかも。次は,今聞いているのだが,「大橋節夫ハワイアン名演集」。ハワイアンって和んでいいなあ。後はまだ聞いてないけど,中川昌三「ウィンター・モーメンツ」とサンセッツ「ヒート・スケール」。サンセッツだけは300円だったけど,それでも安すぎと思う。今日は儲けた。へへ。