さっき大学に来るときは,指先まで凍えるほど寒かった。空気が澄んだ冬の朝である。いろいろなところが休みに入ったせいか,いつもより空が明るく感じる。気のせいかも知れないが。まだ暗いので,Paul HardcastleのThe Jazz Masters IIなんか聞きながらタイプしていると深夜であるかのような錯覚に陥りそうだ。
空が明るくなってきた。今日は起動と同時にタスクトレイに入ってしまうのが鬱陶しくてしかたがなかったAIM (America-On-Line Instant Messengers)の自動起動を止めることに成功したので報告する。そう,Netscape Communicator 4.5をインストールすると自動的にインストールされてしまう,例のアレである。以下,やり方を説明するが,レジストリをいじるので必ずレジストリのバックアップをとり,かつ自己責任でやって欲しい。
そもそも,自動起動するソフトというのは,AUTOEXEC.BATかWIN.INIのload=かrun=に書かれているのが普通である(1999年10月21日追記:もちろん,Windows95/98, NT4, 2000ではスタートメニューのスタートアップフォルダにショートカットを入れておくというのもあるが,それは一目瞭然なのでここでは触れなかった)。しかし,"C:\Program Files\Netscape\Communicator\Program\AIM\AIM.EXE"はそこには書かれていないのだった(こういう長いパスをタイプするのは面倒だが,コンピュータ関係のページで紹介しているファイラ,Dolphin Kickを使えば,そのディレクトリを表示させAIM.EXEにカーソルを合わせておいて,マウスの右クリックから「ファイル名のコピー」を選ぶだけでフルパスをクリップボードに記憶してくれるのは便利だ)。
次に疑ったのは,AIM.EXEを呼び出すDLLをSYSTEM.INIの[boot]セクションか[386Enh]セクションに置いているのではないかということである。しかし,それらしいDLLはない。そこでとうとうREGEDIT.EXE(Windowsディレクトリにある)の登場となった。REGEDIT.EXEを起動し,"AIM.EXE"という文字列を検索させると,まず引っかかるのはNetscape関連のレジストリ(HKEY_CLASSES_ROOT\aimfile\DefaultIcon,及び同じところのshell\open\command)なので,「次を検索」させた。すると,システム系のなんとかRunとかいうキーの(標準)の下に文字列として書かれているのが見つかったので,(標準)は残して,この文字列データだけを消去した。そのキーが何だったのか正確なところは忘れてしまったので書けないのだが,Netscape関連のレジストリ以外ではそこ1箇所しかAIM.EXEは書かれていないので間違わないと思う。REGEDIT.EXEを終了して再起動すると,見事にAIMの自動起動は止まっていた。
消してから3日ほど経つが,今のところ不都合はない。