枕草子 (My Favorite Things)
【第429回】 既に疲れが溜まっている火曜日(2000年11月14日)
- 往路あさま2号+Maxやまびこ114号。昨夜終電1本前で帰り,夜中に寝ぼけて起きた娘の相手をし,朝は5:40に起きて洗い物をして米をといで味噌汁を作ったから,というわけでもないと思うのだが,なんだか疲れ果てていて,あさま2号では大宮直前まで熟睡。火曜日だというのに既に疲れが溜まっているとしたらまずいなあ。各種締め切りによる心理的ストレスだと思うのだが。Maxやまびこでは「東京湾の環境問題史」を読む。環境保全運動の有名人が次々に登場する濃さは,生々しくて面白いんだけど,やっぱり人口学研究向けの短評は難しいなあ。
- 上野駅のリトルマーメイドで買ってきたモーニングレーズンというのが切っていない塊だったのにショックを受けながらかぶりついて手早く昼食を済ませ,Tuljapurkarさんの講演に行ってきた。Natureの論文しか読んでいなかったので鍵となる高齢での死亡のRelational Model(Himes et al., 1994)でのb(x)とk(t)の推定方法が今ひとつ釈然としないまま聞くことになったのが残念だが,G7諸国での死亡率低下には共通のパタンがあるだろうという着眼点は見事だし,実に気さくに質問に答えてくださったのでよかった。全体のfitが92%以上という物凄い良さであることはわかったが,今後の予測に信頼性があるかどうか見るには,前半と後半にわけてどちらのfitが良かったかを検討すればいいのでは? と質問したら,「まだやっていないけどそれはgood testだ,ちなみに米国のデータで同じ方法で古いデータを元にした予測の範囲に現在の死亡率がぴたっと納まっていた」という答えをいただいて感激した。しかし,誉められて舞い上がっていたのか,別れ際に"Niced to meet you."と言われたのに"Yeah."と返事してしまったのは,考えてみると我ながらあまりに傲慢であったような気がして,思い返してみると顔から火が出る思いだ。ま,いいか。
- 昨日「お伺いを立てることにしよう」と書いた新刊短評だが,編集長から催促のメールがあった。早急に決断する必要があるのだと思うが,国際シンポジウムが終わるまでは時間がとれそうにない。来週まで待っていただくしかなかろう。
- RealNetworksのニュースメールで知ったが,「バトル・ロワイアル」の映画の公式サイトができていた。MPEGの高画質ビデオクリップがダウンロードできたので再生してみたら,物凄い迫力だ。さすがたけし……って,ぼくはこんなことをしていていいのだろうか? いや,良くない。再び気合いを入れ直そう。
- そういうわけで,気を取り直して民族衛生国際シンポジウムの準備を継続したが,1点大きな悩みが解消されないまま,帰りは終電。
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