往路あさま550号。家を出る直前，息子の弁当用におにぎりを作ってきたので自転車を飛ばす羽目になった。ずっと下り坂だから疲れはしないのだが，信号待ちでイライラする。しかし，今日も天気がいいので救われる。新幹線の中では高崎まで眠ってしまったが，その後日記生成Perlスクリプトを若干変更し，カテゴリ別インデックスにも全体への共通リンクを埋め込むようにした。
ミーティングの準備をしながら考えたのだが，こうやって１〜２ヶ月毎に文献紹介をしているわけだから，そのために作った資料をまとめて公開しておく（図表はコピーだから著作権がまずいだろうが，打ったテキストは問題ないだろう）ページを作っておくと，自分のためにもなりそうな気がする。完成したらリンクしよう……と思っていたが，そんなことを言っていると永遠にできないような気がするので，リンク。帰りは終電１本前の予定。
結局終電になってしまった。大宮まで座れなかったので，鯨統一郎「なみだ研究所へようこそ」（祥伝社ノンノベルス）を読み始め，読了した。サイコセラピーというものの本質を突いているような気もするが，運も実力のうち，あるいは料理や茶に造詣が深いボケ風味少女探偵というステレオタイプも連綿たる系譜があるので（新しくは西澤保彦の「念力密室」とか），まあそういう狙いなのだろう。高崎から人口学研究の初校に着手し，軽井沢を過ぎた辺りで完了した。
ところで，古いミーティング配付資料にはTEXで作ったものが多いのだが，これをHTMLに変換するのは，手作業では案外面倒だった。PDFに変換してくれるpdftexなんてものがあるのだから，HTMLに変換してくれるソフトもあるだろうと思われた。そこで，検索してみたら，TTHというソフトが見つかった。約1 MB，２万行以上もあるCのソースとして提供されていて，Win32用のgccでも何の問題もなくコンパイルできた。使い方も簡単で，foo.texというTEXのソースをHTMLに変換したいなら，tth fooとするだけで，同じディレクトリにfoo.htmlができあがる。もちろん，完璧というわけにはいかないのだが（パラグラフ先頭の字下げとか行間を美しく表示するためには，少なくともスタイルシートを参照せねばならないし，日本語は通らない），編集の下敷きにするには十分である。