枕草子 (My Favorite Things)
【第608回】 夢の島(2001年8月3日)
- 往路あさま502号。いつもは1〜3号車が自由席なのだが,夏休みのせいか1〜5号車が自由席になっていたので,4号車に乗ったら,高崎でも満席にならなかったかわりに,大宮で満席になった。
- 昨夜買った大沢在昌「夢の島」を読み始めたら,あまりに面白くて,vaioを開く気もしないほど。
- 昼休みに読了。結末はあまり好みでなかったが,かなり良く出来た青春冒険小説だと思う。
- 21:00まで会議があるはずだったのだが,意外にも16:00過ぎに終わってしまったので,思いがけず時間ができた。明日やることはたくさんあるので,できるだけ仕事をしておこうと思ったが,会議の後遺症で,なかなか効率が上がらない。偏見か誤解に基づいた思い込み発言や,そんなの当然ではという発言がいくつかあったので余計に疲れたのだと思う。帰りは終電2本前にしようかと思っている。
- が,自転車に乗って上野駅へと向かう途中,後輪の空気が減っているのに気づいて,空気を入れようと考えたのが失敗だった。DahonのEspressoのタイヤは,英式だか仏式だか,ともかく普通の空気入れでは入れられないタイプのバルブだったのである。多少努力したが,却って空気が抜けていく一方だったので,今度ポンプを持ってくることにして自転車は畳んで研究室に残し,歩いて上野へ向かった。ちょうど不忍池の周りでは骨董市をやっていて,ブリスベーンのサウスバンクと同じような仮設テントが白熱電球で照らし出されて並んでいた。自転車では公園口に出るので,仮設テントの側は通らないため,このところ毎日池の反対側にぼーっと浮かぶこの景色を横目で見ながら帰っていたのだが,思った以上にエキゾチックな情緒があっていい感じだ。
- 結局いつもと同じ,終電1本前になったのだが,まあいいか。熊谷まで座れなかったので,川口敏「死物学の観察ノート 身近な哺乳類のプロファイリング」(PHP新書)を読み始めたが,座れたのと同時に睡魔に負け,これから眠ろうとしているところである。
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