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医学情報処理演習第12回「一般化線型モデル」課題

2009年1月26日

(注)前回の課題の解答例は,http://phi.med.gunma-u.ac.jp/medstat/it11-2008-r.htmlに示してあります。

課題

Rの組み込みデータinfertは,Trichopoulos et al. (1976) Induced abortion ans secondary infertility. Br J Obst Gynaec, 83: 645-650.で使われているデータである。

アテネ大学の第一産婦人科を受診した続発性の不妊の100人の女性の1人ずつについて同じ病院から年齢,既往出生児数,教育歴をマッチングした健康な(不妊でない)女性2人ずつを対照として選ぶことを目指してサンプリングし,2人の対照が見つかった不妊患者が83人だったので,この患者と対照全員を含むデータである(ただし74組目だけ対照が1人しかデータに含まれていないので,249人でなく248人のデータとなっている。除かれたのはそれまでの自然流産と人工妊娠中絶が2回ずつあった人である)。含まれている変数は以下の通りである。

education: 教育を受けた年数(3水準の要因型)
age: 年齢
parity: 既往出生児数
induced: それまでの人工妊娠中絶回数(2は2回以上)
case: 不妊の女性が1,対照が0
spontaneous: それまでの自然流産回数(2は2回以上)
stratum: マッチングした組の番号
pooled.stratum: プールした層番号

このデータに対して,以下のコードによって一般化線型モデルを当てはめた分析を行ったとする。このコードによってどういう分析を行っているか解説し,Rの出力結果を考察せよ。

table(infert$case,infert$age)
table(infert$induced,infert$case)
table(infert$spontaneous,infert$case)
res <- glm(case ~ age+induced+spontaneous, data=infert, family=binomial)
summary(res)

学籍番号・氏名とともに(注:絶対に忘れないこと!),下のフォームに出力結果からの考察を貼り付けて送信せよ。

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