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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第8回】 新任者研修と教室会議(2004年4月5日)
- 晴れ。筋肉痛はだいぶ軽くなったがまだ消えず。ゴミ捨て(この4月から長野市もプラ容器包装の分別をするようになり,今日はその第1回目なのである)をし,長野市役所webサイトから住民票請求用紙のpdfをダウンロードして記入し,朝食後,市役所に持っていって住民票を受け取ってから駅に向かったので,新幹線は8:58発。今日は午後から新任者研修なので,午前中にできるだけ開梱を進めねば。窓の外をみると軽井沢は昨日雪だったらしく,木々の梢が白く覆われていて美しい。もっとも,眺める分には美しくても,きっと寒いのだろうなあ。新幹線の中は暖房が効いているので暖かいが。
- 研究室に着くとプリンタが組みあがっていて,机が組み立てられている最中だった。横で開梱しながら眺めていたのだが,かなり細かい部品(しかも互いに似ている)から組み立てられるようになっている机で,素人には組み立ても難しそうな気がした。曲線を多用したデザインの両袖の机で机の後ろに出っ張りがなく,見た目は格好いいのだが,はて,これはどこにライトを取り付ければいいのだろう? きっとライトも卓上型の格好いいものを想定しているのだろうなあ。
- 毎週月曜昼は食事をしながら教室会議をするとのことだが,今日はぼくの新任教員研修があるので,その後ということに。研修は13:00から16:50まで4時間弱,荒牧キャンパスの本部棟(?)5階で行われた。最初の鈴木学長の話はダイナミックで面白かったけれど,後の話は資料に自分で目を通せばいいような気がしないでもなかった(ぼくは前任校でGPA導入検討委員もしていたので,GPAの話も良く知っているという特殊事情もあるのだけれど。ちなみに群大では表彰や退学勧告などの詳細は各学部に任せるという運用方式だそうで,それは実に正しいと思う)。まあ,人によって経歴が違うだろうから,国立大学という職場を経験したことがない人には必要だろうし,仕方ないのかもしれないが,それにしてもやや長すぎたような。
- 教室会議は17:30から。さっきの研修で守秘義務の話と情報公開の必要性の話と両方あったが,これは公開してもいい話だと思うのでメモしておく。今日のテーマは担当科目について,コーディネイタと大まかな方針を決めるということである。コーディネイタがどう進めるかの案を作ったり,非常勤講師との折衝をしたりするが,実際に進めるにあたってはこの会議での合議を経るとのこと。公衆衛生学教室の担当科目は,今後まず来るのが来週から始まる,公衆衛生学講義・実習(月曜午後2コマ連続・3年前期)で,コーディネイタは小山教授である。3年という時期からいっても暗記科目にはしたくないので,医療の社会性に気づいてもらうのが狙いというのには賛成である。暗記のための要点講義は6年の4月に集中講義で行われる(今年は3月31日から4月2日までの3日間であったが,来年は5日間にして毎日の開始時刻を遅くし,終了時刻を早くしながらも,学生の発表について質疑応答の時間を延ばす計画がある)保健医療論でカバーされる。そのコーディネイタは宮崎助手となった。後期にあるのが,医学情報処理講義・演習である。ぼくはこのコーディネータとなった。対象は2年生で,前期に非常勤講師によって行われる医学統計学の講義を受けて,コンピュータを使って実際にデータを分析する演習ということになっている。統計学を身に付けるには,講義の後に演習でフォローするのはまったく正しい。うまく連携するために,非常勤講師の方と十分に相談する必要があるだろうから,これは急がねばならない。メールアドレスは伺ってあるので,明日にでもメールをお送りしよう。昨年は演習をExcelで,多変量解析をSPSSでやってみせるという内容だったそうだが,ぼくはSPSSは15年くらい前にVAXでCOMPUTEとかプログラムをいじってやったことが多少あるだけで,最近のは使っていないので,是非(データ入力にExcelはとりあえず仕方ないとして)Rでやらせて欲しいと主張しておいた。問題は,このコマで学生が身に付けた方法が,学年が進んでからのいろいろな教室での演習とかで使われることになる点で,各教室の教員が指導できないような方法を勝手に導入するわけにはいかないという点にあるのだが,3月から夏までだけでも日本語の本が4冊も出るし,無料の資料も山ほど公開されている(RjpWikiなど)ので,広くRを導入するタイミングとしては悪くないと思うのである。何とか導入させて欲しいと思う。もう1つ後期にあるのは,地域保健実習である。5年生が対象で,コーディネイタは笹澤助手である。これは学生がグループで学外のフィールドや行政機関などを訪問して実習してくるもので,受け入れ先との交渉の段階から,基本的には学生が行うとのこと。あと,2年後期に論文チュートリアルという,英文,和文各1本の論文を書く実習があって各教室2人くらい配属されるらしいが,このコーディネイタもぼくがやることになった。その他に,3年の選択基礎医学実習というのも応募があれば対応が必要とのことだし,6年の実習生も2人いて,小山教授と宮崎助手が1人ずつ担当しているとのこと。以上が学部教育で公衆衛生学教室が担当しているすべてなのだが,きっと大学院は別にあるのだろう。4人で担当すると考えれば恐れることはないのかもしれないが,思ったよりも実習・演習が多いなという印象を受けた。まあともかくやってみよう。
- 会議後,開梱を少ししてから帰途に着いた。20:00に大学を出ると,ほとんど待ち時間なく20:19前橋発の両毛線が出て,これだと高崎駅での乗り換え時間が10分ほどなので,タイミングとしてはちょうどいい。いま,新幹線の中で,さっきまでの会議を思い出しながら,このメモを打っているところである。
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