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【第116回】 もう10月だとは〜「はじまりのうたをさがす旅」（2004年10月1日）

• 5:30起床。食事をして食器洗いをして，イチローの打席の度にテレビに目を向けながら新聞を読むなどしていたら7:00を過ぎてしまったので，今日も往路は504号。新聞記事では，ロシアが京都議定書を批准する見込みになり，やっと発効しそうだというニュースが目を引いた。遅すぎるけれども発効しないままよりはマシか。
• 「はじまりのうたをさがす旅」を往路で読了。音楽の力という意味では篠田節子のいくつかの作品（「カノン」など）とか，今野敏のスーパーサイキックカルテットシリーズと通底するテーマをもつ作品である。あの場所でのサバイバルという点では「クリムゾンの迷宮」とも似ているし，南方に定住した伝説的日本人というのも，どこかで読んだことがあるような設定である。けれども，これらが渾然一体となってコンチェルトを奏でると，川端裕人でなくてはありえない世界ができてしまうのだな。カバーの岩合さんが撮ったエアーズ・ロックの写真は，ため息が出るほど美しい。ただちょっと瑣末な点で引っかかったのは，アボリジニの婚姻規制って，もっと複雑なのが普通なんじゃないかなあということ。杉藤さんとか窪田さんに読ませて感想を聞いてみたいなあ。
• 新前橋から研究室に向かう途中，珈琲問屋でパプアニューギニアとキューバをハイローストしてもらい，研究室に着いてすぐに，まずキューバを飲んでみた。うーん，やはり焙きたては古い豆とは比較にならないほど美味だ。
• ナタリー＠ソロモン隊からメールが入り，ブリスベンでも大変だったという話。JALが1人当たり2 kgまでしかドライアイスを持ち込ませてくれないなんていう杓子定規な対応は，きっとビジネスクラスとかだと扱いが違うのだと思うなぁ。
• 不在中にたまった雑事をしながら，どうしても昭和分室のdhcpdがアドレスをくれないマシンの処置を試みる。自分のサーバのdhcpdはアドレスをあげることができるし，nat接続もできるので，とりあえず室内でSP2を入れてみてから再チャレンジなどしてみたが変化なし。ブラックリストに載っているとか？
• 夕方，大学院教育研究センターのウェブサイトのコンテンツをメンテしてもらえるらしいのでガイダンス。htmlベタ打ちは敷居が高そうなので，mozillaのcomposerを使ってもらうことにした。とりあえずOKか。
• などとしているうちに20:00を過ぎたので帰らねばならない。あ，これは531号に間に合わないかも。
• で，結局間に合わなかったので，前橋駅まで自転車を走らせた。前橋駅西側駐輪場には空きがあって，10月分の契約をすることができた。前橋始発の各駅停車上野行きで高崎まで行って，高崎21:32発の各駅停車あさま563号で帰った。

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