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【第241回】 確定申告とか最終講義とか（2005年3月15日）

• 0:30過ぎとかに食事をすると太りそうな気がするが，ともかく晩飯を食べていないので腹ごしらえをした。それから書類を用意して国税庁のwebサイトに接続し，確定申告の書類作成に取り掛かった。e-Taxで手続き全部オンラインで終わると楽なのだが，あれを使うには，まず身元証明書類をもって税務署に行って登録しなくてはいけないので，今回は使えない。というより，そんなことをするくらいなら，確定申告書類をオンラインで作ってプリントアウトしたものを，時間外に提出用の函に入れてくる方がずっと便利だ。そこで，今回はその方法をとった。講演謝金と原稿料と給与しか収入はなく，講演謝金と原稿料の必要経費としての書籍購入費を計算すれば，あとは手順に従って枠を埋めていくだけで書類は完成する。書籍購入費が講演謝金と原稿料の合計を上回ってしまったので雑所得額がゼロとなり，わずかの還付金が出るという申告書類になったのは得なような気がするが，よくよく考えてみると収入以上に経費をかけているわけで，全然得はしていないのだな。もっとも，講演にしても原稿にしても，儲けたくてやっているわけではないからいいんだが。本を買って読んだことは，その講演とか原稿に使えるだけではなくて，後々糧になるし。
• そういうわけで3:30頃書類ができあがって，家庭内LANにつながっているGELJETプリンタに出力し，後は翌朝，できあがった書類と源泉徴収票と必要経費の計算書と本の領収証を封筒に詰めて，提出用の函に出してから出勤すればOKである。
• 目が覚めたら7:00近かったのが誤算だった。慌てて着替えたり食事をしたりして，食器洗いはさぼって出発したのだが，確定申告会場の自治会館というのが意外に遠くて（信州大教育学部の西側にあった），建物に入って，中の自動ドアを１つ通ったところにある書類受け函に書類を入れ，すぐに再び自転車に乗って駅に向かったのだが，3分ほど前に，あさま504号は出てしまったところだった。もしかすると午前中に仕事が入るかもしれないという話が先週あったのだが，もはや仕方ないので，長野駅の新幹線待合室で教授とTさんにメールを打って，10:30頃でないと研究室に着けないことをお知らせした。今日は13:00から教務委員会に出て，それを中座して東京に行って，東大人類生態の大塚教授の最終講義を聞く予定なので，たぶん電車の中でしか原稿を打つ時間がないが，やるだけやってみよう。
• 上野駅からのタクシーが渋滞に巻き込まれたので３分ほど遅れてしまったが，最終講義そのものは最初から聴くことができた。内容を良く知っているからというのもあるが，とてもわかりやすかった。Gidraの話と砒素汚染の話が柱で，今年度までやっていた南太平洋の肥満とライフスタイルと遺伝子と糖尿病の話もちらっと出たが，未来開拓の話は出なかった。ということは，やはり大塚さんとしては，未来開拓は本筋の仕事ではなかったということなんだろうか。それとも，退職後の再就職先では，あっち方面の仕事を拡大していくつもりなんだろうか。まあ詮索しても仕方ないが。その後のパーティは，いろいろな方面で知っている方ばかりで，自分が大塚さんの研究チームにどっぷり入っているのだなあという思いを新たにした。明日も東京に来るので，一次会だけで失礼することにしたけれども，復路あさま563号で，家に帰り着いたのは23:00近かった。やや酔ってもいたし，米だけ研いでタイマーセットして眠ってしまい，結局原稿は進まなかった。

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