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【第417回】 ダージリンは死を招く（2005年11月16日）

• 6:30起床。けれどもやっぱり息子は7:00過ぎまで起きないので投げ込み無し。これでは週末に投げられないぞ。食後，7:35に家を出たら，4分の余裕をもって往路あさま504号。改善した。
• 必要なメールを打ったり繋がらない電話をかけたり実習学生に対応するだけで，こんなに時間がかかるのはどうしたものか。効率が悪くて仕方ない。来週の講義準備が大体終わったのが救いか。
• 玄田ラヂオ。weblogが流行って何が良かったかというと，文系の敏感な研究者が，こうやってbloggerになってくれることだな。彼は大学2年の春休みだったかに駒場の図書館で本の整理アルバイトを2週間くらいだったか一緒にやった仲間なんだが，本郷では数えるほどしか会わなかったし，その後も会っていないから，向こうは忘れているかもしれないなあ。
• 復路あさま563号。ローラ・チャイルズ『お茶と探偵(1)　ダージリンは死を招く』ランダムハウス講談社文庫，ISBN 4-270-10007-9（Amazon | bk1）を読了。探偵小説としては決して本格ではない。トリックはないようなものだし，推理のヒントになるような記述もあまりなくて，読者に対してフェアとはいえない。けれども，お茶グルメライトノベルとしては，いい線を行っている。Kamala estateのTeraiなんてお茶が出てくる小説は初めてだ（ドレイトン氏によるEarl Greyのコラムは，もう少し詳しく書いても良かったんじゃないかと思うが……もっとも，謎だらけのEarl Greyなので，続刊のネタになって展開されるのかもしれないが。Shades of Earl Greyなんて作品もあるようだし）。霜月さんみたいに紅茶好きな方や，青木みやさんみたいな料理好きで読書好きな方にはお薦めかも。

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