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個別メモ
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【第478回】 相変わらず(2006年2月16日)
- 6:30起床。雨なので長野電鉄(というか,自転車は昨夜から長野駅の駐輪場に置きっぱなしだが)。往路あさま510号。何だかとても疲れていて,ほとんど眠って高崎まで。高崎も雨。桐生行きで前橋に出てバス。バスでもずっと眠っていた。体調悪し。
- 今日は群馬県地域保健学会が県庁であるので昼のミーティングは無し。本当はその学会に行くべきなんだが,昨日入った大学院講義概要を英訳するという仕事ができてないのでそれを優先しよう。
- 午後になっても終わらない。元の日本語が難しすぎ。漠然と言いたいことはわかるし,日本語では硬い表現としてこのように書くことは許されるわけだが,英文にするときにはもっとsimpleにしないと構文がとれなくなってしまう。ぼくの英語力が足りないだけか? ともあれ,この内容をピジンで言うことが不可能なことだけは確かだ。
- なんだかよくわからない電話とファックスが届いたのだが,こういうときに限ってファックスのインクリボンが切れたりするんだな。
- 教室セミナー直前に英訳と別の講義案が完成し,セミナーのとき教授にお渡しした。明日提出には何とか間に合いそうだ。学部の学習要項(所謂シラバス)も明日提出なんだけれども,統計の演習はいいとして,もしかすると公衆衛生学も考えなくてはいけなかったのだろうか? とりあえず明日教授と話さねば。
- セミナーは,Allergology Internationalという日本アレルギー学会の英文誌に掲載されていた,岐阜の小児アレルギーとペット飼養とのネガティブリザルトの論文の紹介。この雑誌はISIのJCRやPubMedには入っていないのだけれども,Editorial Boardのところに書かれている文章によると,Google Scholarで調べるとcitation rateは0.4くらいだという。Google Scholarで引用数が出てきたあとで,どうやったらcitation rateが出せるのかが判然としないが,まあ何か式があるのだろう。
- 図書館のサイトをちょっと見たら,1月12日付けのアナウンスで,Oxford Univ. Pressのジャーナルが学内から全文読めるようになったそうだ。これでAJEが読める。あれ? 前も読めたような気がするが。
- 何でこんな夜になってマンション利殖勧誘電話なんかが入ってくるんだか。鬱陶しい。いつものように「関心ありませんから」と言って切ってから電話機を見ると,留守電が入っていることに気付いた。再生してみると,助講会の幹事に当選したという通知だった。候補者名簿をみて半ば予想していたことだが,面倒ではあるなあ。まあこういうのは互助会なので仕方ないが。
- いつの間にか20:00を過ぎている。うーむ。
- 20:30に帰途に着いたのだが,雨だったのでバス停に向かった。20:53に来たバスが前橋駅前ロータリーで信号に引っかかったため,21:04発上野行きにはタッチの差で乗れず,21:19高崎行き両毛線に乗った。こうなると,あさま549号にも1分差くらいで乗れないので,復路あさま551号+553号となってしまう。いつも両毛線のアナウンスが「長野方面のお客様は22:55発あさま555号」と言っていて,この551+553という行き方は無視されているのは,なぜだろうか。軽井沢でも雪ではなくて雨だから,相当に暖かいということなんだろうな。
- 池澤夏樹・文,本橋成一・写真『イラクの小さな橋を渡って』光文社文庫,ISBN 4-334-74014-6(Amazon | bk1)を読了。「ハワイイ紀行」と同じく,下から積み上げるタイプの紀行文。やはりこの人はフィールドワークに向いていると思う。開戦前のイラクの庶民生活の様子を伝える貴重な資料である。異なる文化を受け入れない社会の存在をありうる文化のバリエーションとするなら,グローバリゼーションはあってはならない。しかしグローバリゼーションは止めようも無く起こるので,ここに二律背反が起こって戦争というカタストロフに突入していくという悲劇。許しがたい気持ちが起こるのだけれども,そこで止まってしまって何のアクションもできないぼくのような人間にしてみれば,池澤夏樹は尊敬に値する。
- 長野電鉄で帰宅。ピアソン・エデュケーションから『Rによる統計解析の基礎』第5刷(2月10日発行となっている)が,著者贈呈分として2冊届いていた。今回は増刷の連絡がなかったように思うが,あったっけ? いずれにせよ,付録の部分の情報が古くなってしまっているのがまずい。本当は,もはや初版は絶版にしてしまって,現在群馬大でやっている医学情報処理演習の配布資料をまとめて第2版(若干ターゲットがメディカル・パラメディカルに偏ってしまうが)としたいところなんだが。それとも,もう少し演習部分を論文が書けるくらいにまで充実させて,別の本として企画するか? どこにそんな時間があるのか,という気もするなあ。
- 雨なので,というか,もはや今週は疲れ果てているので,壁塗り中の家には移動せず。
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