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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第781回】 講義準備とか(2007年4月13日)
- 5:45起床。食事をしてから娘の野球の朝練につきあい(といっても時間が短かったのでピッチングとバッティングだけだが),往路あさま510号。こういう天気は花曇りっていうんだっけか。
- 来週月曜の講義準備をしなくては。といいつつ,午前中は選択基礎医学実習関連の仕事。
- 午後も地域保健実習報告集の校正作業に意外に時間がかかる。他の仕事もやりながらだが,夜までかかった。申請書に間違いが見つかって書き直したり,メールでやりとりしたりしていると,なかなか講義準備に行き着けない。
- 復路は金曜日の臨時列車あさま587号。これってたぶん,金曜日の終電あさま555号が混み過ぎるから増発されているのだろう。それでも,これも混んでいるが。長野はわりと強い雨が降っていたが,自転車で帰った。
- 昨日の信毎に載っていた記事は,4月11日の長野市長記者会見(リンク先は長野市webサイト内)からのものと思うが,あまりに傲慢。記者の突っ込みも甘いが,少なくとも,内山さんに投票した約6,500人は,他の何をおいても,浅川ダム反対なのだから,この6500人の意思をどう考えるのか,と突っ込むべきなのだ。しかし,県知事と違って市長の会見には「記者」とあるだけで所属も個人名も無いので,どこのメディア(ていうか,市の場合は記者クラブ?)の誰にコメントすればいいのかさえわからない(県知事の会見も田中前知事のときに会見への質疑は個人名が明示されるようになったので,それ以前は今の長野市と同じだったと思う)。長野市全体でダム反対あるいは慎重派の県議候補の得票が約3割ということは地元の意思を反映しない(その意味では市長の反応は間違っていなくて,記者の質問のピントがずれている)。たぶん,北山早苗さんみたいに安曇野に住んでいても浅川ダムを気にしてくれる人はごくわずかで,長野市内だって犀川より南側の人たちにとっては,浅川ダムは「地元」の問題ではない。浅川上流域の住民の集会に顔を出せば,大部分が反対していることは明白と思う。下流の長沼地区の地権者は新しい河川整備計画を歓迎する空気があるが,それだって治水のことだけ考えればダムより排水機増強の方が有効なのは明らかなのに歓迎するのは,長野市長と県との軋轢がなくなって整備計画が進捗することを願っているからなので(たぶん。それ以上の何かがあるのかどうかは知らない),市長の態度こそが招いた事態なのだと思う。長野市長は3月15日付けのメールマガジンでも持論を繰り返しているが,自身がダムを作りたくて仕方ないという本音を隠し,大局的見地から粛々と河川法に基づく手続きを経て云々と,いかにも公正な「住民合意」を求めているのだと装うのはアンフェアだと思う。だいたい,この市長の書き方って,いかにも,県が十分な説明をしてダム建設への疑問に十分答えているのにダム反対派が聞く耳を持たないような風だが,事実は県の回答が不十分なのだから。まともな常識があったら,2ヶ月前に引用した知事発言とか青空MLに投稿した説明会での土木部の説明の仕方が疑念への答えになっていないことはあまりにも明白だ。長野市長はずっと前から,市の予算を使って愚にも付かないプロパガンダをメールマガジンとして垂れ流しているので腹が立つが,首相も同じことをやっているからいいとでも思っているんだろうか。
- News for the People in Japanにある,第二東京弁護士会憲法問題検討委員会による国民投票法案比較と意見(pdfファイル)を見ると,国民投票法案は自民だろうが民主だろうがほとんど実質的な違いがなく,共通する問題点として,最低投票率についての規定が無いこと,周知期間が短いこと,公務員等と教育者が運動を禁じられていること(授業の中でじゃなくて,学校を離れたところで市民運動することさえ許されないというのは納得がいかない),政党だけが無料放送や無料広告を出せること(政党が談合政治の元凶なのに政党を不当に優遇している案なのは政党が出している案だから当然か。議員の多くが政党に属しているのが現状なのだし),広告協議会の委員構成が各議院会派比率になっていること,無効訴訟の対象が形式的不備だけに限られていること,憲法審査会が常設されること,公聴会の規定がないこと,あたりが鍵かと思われる。これでは与党のやりたい放題と思われるが,なぜ民主党はこんな案を出しているんだろう。改憲したい点では一致しているからなのか。同じサイトを見ていたら,法学者114人の声明の指摘する問題点も同じところにあったが,当然だろう。
- 小飼弾氏のブログのこの記事には頷かざるを得なかった。大学3年のとき「信長の野望」のPC98版がDisk BasicだったのでSTOPキーでBreakをかけてパラメータを書き換えて信長を無敵にしたことや,大学院生の一時期,SimCityにはまったことを思い出し,affinityを感じた。自分がプログラマーだとは言えないが,まあ研究の過程でコーディングをすることもあり,それをそこそこ楽しんでいるし,Rコミュニティに貢献しようとしているのも同根なのだな,きっと。バランスのよいルールを作ることは難しいが不可能ではなくて,少なくともルールは所与のものではない。だから,先入観や制約をとっぱらって,真に大局的にみてバランスがよく無駄が少ないルール作りをして欲しいと思うし,長野市長のやり方には我慢がならないのだ。
- なんだか衆議院を通ってしまったらしいが,今こそ違憲立法審査権の出番だ。統治行為論に逃げている場合じゃないぞ>最高裁判所。だいたい,高度な政治的判断なんてものは実体がなく,この国のほぼすべての政治判断は通俗的な個人あるいは企業あるいは政党ベースの利害しか考えてないのだから。
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