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【第1125回】 休み疲れ(2008年8月18日)
- っていうか,休めてないのだな。金曜は年休をとってミズノカップという少年野球の大会に参加した。松本で行われる県レベルの大会であり,マイクロバスをチャーターしての遠征となった。初日の開会式が行われた松本市野球場は大きくてきれいな球場であった。この大会は行進賞があるので,どのチームも格好よく行進していて,我らがチームも負けていなかったと思うが,残念ながら行進賞はもらえなかった。6年女子選手には特別賞がもらえたので,娘はきれいな小トロフィーを貰って嬉しそうだった。その後,場所を移動して1回戦に臨んだところ,3対2で無事に勝つことができた。土曜もマイクロバスで松本に向かい,2回戦は大応援団がついている地元チーム相手で緊張したが4対3で勝てた。女子は14メートルから投げることができるという大会規定があったので,娘が先発して2回を無失点に抑え,3回から交替したエースもまずまずのピッチングをしてくれたので,いくつかミスは出たものの勝ててよかった。3回戦で松本辺りでは最強と言われているチームを相手に7対2で完敗してしまった。3安打しか打たれていないのに7失点とは,相手の攻撃のうまさもあるが細かいミスが多かったので,今後の課題だろう。日曜は人数が増えたので新たに発足したBチームの練習の手伝いに行った。久々に野球を始めて間もない子供たちの練習をみて,改めて今のレギュラーチームの強さを感じた。夜には地元の会の役員会があったので2時間ばかり会議。そんな週末であった。あ,もう1つ。娘の夏休みの宿題の自由研究のまとめ方についてアドヴァイスしたりもしたのだった。毎年思うが,小学生の自由研究って,親の手がかかるんだよなあ。(普段からそういう教育をしているわけでもないだろうに)いきなり論文を書けというようなものだから,自力でできないのも仕方ないが。
- 月曜は6:20起床。往路あさま510号。曇っているが新前橋から自転車で大学へ。駐輪場が先週よりも混んでいるのを見て,夏休みの終わりを感じる。
- 福岡正信さんが亡くなった(リンク先は愛媛新聞社説)。東京大学助手だった頃にメモしたこともあるし,青空MLでもかつて話題になったが(【5115】など),不耕起・無肥料・無農薬という,ある意味究極の自然農法を実践されていた方だ。享年95歳なので大往生というべきであろう。
- 復路あさま553号で,海堂尊『ひかりの剣』文藝春秋を読了。チーム・バチスタの登場人物が医学生だった頃の医学部剣道部の話。この著者の作品だけあって,さりげなく医療制度改革批判(昨年の参院選惨敗でコロッと方針転換したが,それまでずっと続いていた医学部定員削減政策への批判とか)は入れているが,これまでの作品と違って医療現場はほとんど出てこない。海堂ワールドの中で最高に格好いい登場人物である『ジェネラル・ルージュの凱旋』の主人公だった速水と,『ジーン・ワルツ』でスマートな産科医(?)となっていた清川吾郎が,それぞれの大学の医学部剣道部主将としてお互いをライバルとして認め合って剣を磨き,医鷲旗(本当にあるのかどうかしらないが)獲得を目指して鎬を削りあう話である(鎬というのが剣道用語だとは,恥ずかしながらこの作品で初めて知った)。スポーツ青春小説として面白いし,医学生の物語としても面白いし,『ブラック・ペアン1988』では世良の視点から描かれていた速水・島津・田口の臨床実習が,今度は学生側の視点から描かれるという読者サービスも心憎い。『ジーン・ワルツ』で清川が手術用具を2組用意する理由も,この作品で明かされた。うまいとしか言いようがない。
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