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【第1159回】 原稿を書かねば(2008年10月8日)
- 6:00起床。△(15.28″)。往路あさま512号。ちょうど雨が上がったところで,新前橋から自転車で大学へ。
- セミナーのアレンジの打ち合わせをしてから教室webサイトをいろいろ更新し,月曜の演習の課題ミニレポートをチェックしていたら午前中は終わってしまった。メールで原稿催促がいろいろ来ているので原稿を打たねばならないのだが……。
- 数理生物学会のweb仕事とか,准講会のweb仕事とか,オセアニア学会のメーリングリスト管理仕事とか,依頼に答えるだけで大変。
- PCのHDDやUSBメモリを全部暗号化するというセキュリティポリシーは疑問だ。事故や誤作動,あるいはパスワード忘れによってデータが永遠に消えてしまうリスクと,PCやUSBメモリを盗まれるリスクを天秤に掛けたら,前者の方が大きくないか? TrueCryptなどを使えばお金はかからないが,動作のオーバーヘッドが生じるので遅くはなるだろうし。盗難されても安心といえるためには,いちいちアンマウントしなくてはいけないわけで,USBメモリくらいならまだしも,システムも入っているPCのHDDについては面倒でやっていられないだろう。それならむしろ,HDDには一切のデータを入れてはいけないというセキュリティポリシーにした方が,まだ意味がありそうだ。キャッシュやテンポラリも毎回消去するとかした上でないと無意味だし,HDDに比べるとUSBメモリのアクセスはただでさえ遅いので,考えただけでも鬱陶しいが。現実的にはログインパスワードを設定するのと,重要なファイルだけ暗号化してパスワードロックをかけるくらいが妥当だと思う。
- 夕方の社会医学勉強会は順調に4. SOCIAL EXCLUSIONが終わった。SOCIAL EXCLUSIONは社会的疎外あるいは社会的排除と訳されるが,相対的な経済的貧困や,人々がその人生において社会生活や地域生活のさまざまな面から排除され,無視されることを含んでいる概念である。ただし,ヨーロッパだけでも共通する社会的排除の定義はないらしい。社会的排除は健康状態に悪影響を与えるので政策により減らされるべきである,という論旨は明快だし,たしかに『世界がキューバ医療を手本にするわけ』などを読むと,うまく行っている国もあると思うが,この国で所期の効果を発揮した公共政策などというものは,いったいどれくらいあるだろうか。予期しなかった間接影響を最小にとどめるには,余程注意深く政策決定しなくてはならないが,場当たり的に政治屋が決めた方針に従って官僚が作文することが多いこの国の現状では,そういう視点をもつチャンスさえないような気がする。
- 20:20頃研究室を出て,復路あさま549号。
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