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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1917回】 コロプレス図(2011年7月3日)
- せっかく都道府県別のデータがあるので,塗り分け地図(コロプレス図)も作っておこう。
- EpiInfoによる塗り分け地図の作り方に書いた通り,DIVA-GISというサイトで全世界の地理情報ファイル(シェイプファイル形式)が入手できる。以前は日本は都道府県レベルの情報しかなかったが,現在では市町村界まで含まれている。Country:をJapan,Subject:をAdministrative Areas (GADM)と指定すると,都道府県が黒,市町村が青線で縁どりされた図が表示されるので,Downloadというリンクをクリックすると,約17 MBのzip圧縮されたファイル(JPN_adm.zip)を入手することができる。展開すると,JPN_adm0.*, JPN_adm1.*, JPN_adm2.*と,3つのレベルのシェイプファイル群があるが,今回必要なのは都道府県境界だけなので,JPN_adm1.*を使う。後は,maptoolsのreadShapePoly()関数でJPN_adm1.shpを読み込み,dataスロットにふくらみ指数改を(先頭の全国データを除いて)マージし,塗り分ければいいはずだ。
- しかしそんなに甘くなかった。DIVA-GISの都道府県データは,ローマ字のアルファベット順に並んでいるのだ。単純なcbind()などではマージできない。仕方ないのでふくらみ指数改を計算した後,ローマ字の都道府県名を変数名PNとしてdata.frame()を定義してからmerge()関数でマージすることにした(order(PN)を[]の行の添字に使ってソートしておく必要があるが)。ここにもう一つ落とし穴があって,DIVA-GISに含まれる都道府県名変数はNAME_1なのだが,長崎だけスペルミスがあって,"Naoasaki"となっているので,うまくマージされずに暫く悩んだ。とりあえずローマ字都道府県名は正しくマージするためにだけ使うので,PNの方を"Naoasaki"にすることで問題回避した。できあがったコードはfukuramikmap.Rである。DIVA-GISから得たJPN_adm1.*と,一昨日作ったjapancensus2010tp.txtを作業ディレクトリに置いて実行すると右図が得られる。このコードは作成に1時間ほどかかった。
- /.Jでバグレポについてコメントがあったので(ありがとうございます),DIVA-GISのサイトを見たら,バグレポ用のディスカッションフォーラムがあったので記入してみた。
- 明日の発表会のレジュメは今日締め切りなのだが,0:00までに未提出の班が2つあった。
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