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個別メモ
Latest update on 2012年3月28日 (水) at 20:01:04.
【第2149回】 長旅(2012年3月24〜26日)
- 往路バスではすぐに熟睡に入った。6:30頃に新大阪駅に着いたが,みどりの窓口の時刻表をチェックしたら,新幹線は姫路まで乗れば,そこから先は各駅停車で十分間に合うことがわかったので,そうした。姫路から岡山までの各駅停車に乗っている間に,片田敏孝『人が死なない防災』集英社新書,ISBN 978-4-08-720633-3(Amazon | bk1 | e-hon)を読了。これは名著だ。想定にとらわれないことの重要さとか,風化の本来の意味とか,目からウロコの内容が目白押しであった。いまちゃんと書評を書いている暇はないが,読んで損はないとだけは断言できる。
- 倉敷に着いたのは10:00頃で,10:15にはオセアニア学会大会会場である芸文館に着いてしまった。困ったことに,まだ誰もいなかった。仕方がないので入り口のところで待っていたら10:30頃から人が集まりだし,無事に理事会と評議員会ができた。理事会と評議員会の会場が和室だったのには驚いた。仕事のメモをしておくと,webサイトの更新が3点必要になった。(1)事務局が移転したので会則第2条を書き換える必要がある,(2)学会賞についてNL記事としてしか掲載されていないので,学会賞のページを作る,(3)人口学会でやっているような(あるいはそれを簡単にしたような)会員業績集をNLとwebのコンテンツにすべく,cgiを書いて会員自身に登録して貰う仕掛けをつくる。Word Pressでもいいかもしれないが……。問題はSPAM対策だな。自力でcgiを書いてしまう方がフォーマットは柔軟に変更できそうだが,手間だよなあ。
- 研究大会は若手が多く,とても面白かった。しかし演題数が多すぎというか,質疑の時間が短すぎた気はする。北九州大の院生が調べた,ソロモン諸島の華人商人の研究はとくに面白かった。夜の懇親会は,旅館御園という江戸時代からある建物で行われた。すべて地場産のものでまかなわれたという料理はとても美味だったし,芋焼酎のお湯割りもグレンフェディックのストレートも美味であった。自分は体質的にビールよりも焼酎やウイスキーをちびちびやる方が向いているようだ。2:00に力尽きて二次会会場を後にした時には,若手を中心に,10人以上残っていたような気がする。
- オセアニア学会2日目は最初の2演題だけ聴いて倉敷駅へ向かった。赤穂線で岡山に出て,新幹線みずほ602号で新神戸までは1駅であった。新神戸から市営地下鉄で湊川公園に行き,そこからバスで新住居へ向かった。25分くらい,ひたすら丘を登っていって着いたところは,とても見晴らしが良かった。しかしここから自転車で職場に通うことにしたら,朝は下り坂だからいいが,帰りは体力を使いそうだなあ。
- ちょうど西濃運輸から電話がかかってきて,あと20分で着くという。ちょうどいいタイミングで着いていて良かった。さっそく管理人さんから鍵をもらいうけ,部屋の説明を聞いていたら西濃運輸のトラックが到着した。5階まで階段しかない部屋なので西濃運輸の人たちは大変だったと思うが(とくに最後の冷蔵庫),1時間もかからずに搬入が終わって良かった。なお,開梱した後で段ボールが邪魔だったらアート引越センターに連絡すれば引き取ってくれるそうだ。ガスは管理人さんが連絡してくれて夕方開けに来てくれることになったが,電気は関西電力の電話受付が平日だけだったので使えなかったし,水道も普通ならあるはずの説明用紙がなく,電話も平日しか通じないので,電気と水道については月曜に電話することになった。
- UQ WiMAXがつながるかどうか調べたら,中程度の電波強度でつながることがわかったので,後でkakaku.com+@Nifty経由で契約することに決めていったんvaio-saをスリープにし,近所のスーパーで昼飯とアルコールウェットティッシュを買ってきて食べてから,vaio-saを再度立ち上げてシラバスの続きを作りながらガス屋さんが来るのを待った。16:40頃にガス屋さんが来て,メータの交換と開栓をして,風呂釜の使い方を説明しようとしたところで,水が出ないと説明できないことが判明した。しかしガスサービスショップの人はさすがに心得たもので,水道の元栓を開けて水が出るようにしてくれた(水道の方は後で電話しておけば大丈夫でしょうという話だった)。古い風呂釜なので,多少使い方が面倒だったが,無事に使えそうで良かった。なお,湯沸かし器とガスコンロは,近所の店で買うなら都市ガス用のものを買えば大丈夫だけれども,チューブが別売りなので,それを買うのを忘れないようにということだった。その後,1時間ほどシラバス作成作業を続け,漸く完成したときは,既に日が暮れそうだった。電気が使えないので寒いし暗いしvaio-saのバッテリーも心配になってきたので,18:35発のバスで神戸駅に出て,新大阪までは野洲行きの新快速ですぐだった。山口県立大学在任中,長野に帰るときによく利用していたdanという本屋がまだあったので,danの中をうろうろ歩いていたら,成海璃子がプロカメラマンからアドバイスして貰いながらいろいろな写真を撮ってみたという本『ナルミカメラ』が本日発売,とあったので衝動買いしてしまった。その後で,神戸土産も買ってから,ラーメン屋に入って晩飯を食べつつ『ナルミカメラ』を読んだ。思った以上にスナップ写真を撮るときに役に立ちそうな本だった。食べ終わってもバスの発車まで1時間以上残っていたので,マクドナルドに入ってカプチーノを飲みながらybbに無線LAN接続し,シラバスをメール送信してからWiMAXの契約までオンラインで済ませてしまった。
- 長野行きのバスは若い女性のグループ旅行者が多くて話し声がうるさかったが,消灯後は安眠できた。早朝に長野駅に着いた後,自転車でいったん帰宅し,娘と朝食をとり,高校のガイダンスに送り出してから,再び自転車で長野駅へ向かった。雪が降ってきて寒かった。新幹線で高崎に着いてみると,長野の天気が嘘のように晴れていたが,それでも新前橋から自転車で研究室に向かう道は風が強くてやっぱり寒かった。
- 神戸の水道は電話したらOKで,電気は関西電力に電話が通じないのでwebで申し込みを済ませた。その後は必要なメール送受信をしてから荷造り中。今夜は終電まで荷造りする予定だが,どこまで進むだろうか。体力がもつか心配なのと,明日の午前中に県庁での会議もあるので,今夜は自転車は大学に置いていく方がいいかもしれない。
- 充電中,ケーブルが椅子の脚に引っかかって,Willcom03が床に激突し,破損してしまったようだ。どうやっても電源が入らない。SIMカードが無事なら,息子が使わなくなって契約解除したライムトーンの本体に挿せば使えそうな気もするが,確かライムトーンの本体は神戸に送ってしまったので1週間は使えない。これは時間をみてウィルコムプラザに行くしかないか。
- 社会医学勉強会が終わってからウィルコムプラザに自転車で行ったわけだが,結論から言うと無駄足だった。(1)その場では修理不可能。(2)メーカに修理に出す場合,代替機を貸すことはできるが,修理に2〜3週間かかり,修理完了後に引き取るためには,このウィルコムプラザに来なくてはいけない(神戸のウィルコムプラザに送って貰うことはできない)。(3)W-SIMが入る機種は現行の物にはなく,ウィルコムプラザにも置いていないので,W-SIMが壊れていないかどうかを確認して貰うことも不可能。(4)機種変更すれば電話番号を引き継いで使うことはできるが,6ヶ月は使い続けなくてはいけない。W-SIM機種がない以上,それでは困る。……というわけで,八方塞がり。仕方ないので途中で晩飯としてカツ丼を食べながら対策を考えた。そこで,ともかく引越作業などについても電話番号が無いと不便で困るので,番号が変わっても良ければ,プリペイド携帯を買うなり借りるなりするという手もあると思いついた。しかし,研究室に戻ってweb検索したところ,ソロモン諸島やPNGとは違って決して安くはない上,すぐには手に入らないようだった。それならむしろウィルコムの2台目無料というやつを使う方がいいような気もして調べたが,これも入手まで2週間はかかるようだ。最後の手段としてW-SIMが入る機種の中古(いわゆる白ロムというやつだ)は無いのかと思って検索したら,[es]ならば楽天で3千円ちょっとで即日発送という店があったので,これが一番早そうだし安いと思って注文してしまった。03とかハイブリとかLUだと中古でも2万円近い値段で売られていることに驚いた。まあ一週間のことだし,通話さえできれば文句はないので,試す価値はあるだろう。
- 荷造りもゴールが見えないので研究室に泊まって作業を続けることにした。体力勝負だ。
- 昼間ルータが届いていたことを思いだし,webでサーバ廃止手続きなどをして,サーバをルータに入れ替え,ネットワークプリンタを研究室内LANで使い続けられるように固定IPの設定をしたりといった作業を終えた。これでphi.med.gunma-u.ac.jpは消滅した。
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