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公衆衛生学実習2015

Latest update on 2015年10月15日 (木).


1.本実習の位置づけ

本実習は,カリキュラム上,前期の講義「環境・食品・産業衛生学」に対応する実習であるが,これまで伝統的に学生がグループ実習として自主的に実習課題を決めて実施し,最終発表を相互評価するという形で進められてきたので,本年度も基本的にはそのスタイルを踏襲する。また,大気と水と産業衛生についての課題調べ,発表,討論と機器校正,滴定,共洗い,吸光度測定と検量線作成といった,定量分析の基本技術の習得を目指した実験・統計解析も実施する。

事前学習やグループ学習,提出物がかなり多いので,覚悟して臨まれたい。後述するように,グループ実習では,(予算の制約はあるが)かなり多様な課題が許容されるので,各自の自主性がこの実習を成功させるかどうかの鍵である。

2.班分け

前半に課題別討論と基本実験(10月6日に説明文を印刷して配布する)を行う際はA,B,Cの3班に分かれる。後半で自主的に決めた課題についてのグループ実習を行う際は各班をさらに2つずつに分ける(班分け名簿はプリント配布する)。

3.授業予定と場所

10月6日のオリエンテーション,10月13日のグループ実習方法の検討,11月17日の統計解析入門,最終日の発表会は,全体で集合するので,F306を使用する。班別の討論と発表は,原則として,E701(A班),E702(B班),E503(C班)を使用する。基本実験にはE501の機器を使用するが,全員は入りきれないので,適宜移動して作業することとする。

グループ実習については,討論などはE701,E702,E503が時間内は利用できるが,他の場所も必要に応じて利用する必要が生じると思われるので,適宜調整すること。

なお,入試関係で,10月27日はE701が使えないため,E701を使用予定だった班はE803を使うこと。また,11月24日はE701,E702とも使えないため,グループ実習はE501とE503をうまくシェアすること。それではスペースが不足する場合は,B202を使うこと。

日付時限A班B班C班
10月6日オリエンテーション,グループ実習テーマ紹介
グループ実習課題検討(班ごと)
10月13日グループ実習方法論の検討(班ごと)
グループ実習実施計画作成(班ごと)
中澤確認後解散→必要物品発注
10月20日大気討論水討論産業保健討論
大気実習水実習産業保健実習
10月27日産業保健討論大気討論水討論
産業保健実習大気実習水実習
11月10日水討論産業保健討論大気討論
水実習産業保健実習大気実習
11月17日4・5実験データの統計解析入門(演習)(テキスト,サンプルデータタブ区切りテキスト形式:二酸化炭素総硬度二酸化窒素クロスオーバーデザインによる産業衛生実験,サンプルデータCSV形式:二酸化炭素総硬度二酸化窒素クロスオーバーデザインによる産業衛生実験
11月24日4・5グループ実習(6班別々に;中澤は12:10からE501にいるので,各班必要なものを取りにきて開始すること)
12月1日4・5解剖実習のため,公衆衛生学実習はありません。
12月8日4・5解剖実習のため,公衆衛生学実習はありません。
12月15日4・5まとめ・プレゼンファイル提出期限
12月22日2・3成果発表会

グループ実習はこの時間帯に限らず,グループごとに進めてもよい。適宜担当教員に相談すること。

(注意)最終日の成果発表会は,学生からの申し出により2限・3限に変更されたので遅れないよう注意してください。

4.提出物と成績評価

10月20日から11月10日までの3回は,4限に3つのテーマについての討論会を行う。大気,水,産業保健に関わる問題(予め提示するテーマから班内で分担)について自主的に文献調べを行い,A4で1枚の資料をまとめ(事前に班の人数+教員への提出用の15部を,カードを中澤教授から借り,事務局総務課前のコピー機でコピー),各人約5分を持ち時間として発表し,討論を行う。討論のモデレータは教員が行い,各人について5段階で評価する。

討論会に引き続き,各テーマについての基礎実験を行う(出席を取る)。詳細は後述するが,個人レポートを(全部まとめて最終日までに)提出することとし,これについても教員が5段階で評価する。

後半はグループ実習となる。実習内容によっては正規の実習時間ではできない場合もあるため,出席等はとらないが,積極的に参加して欲しい。

最終日は,パワーポイントなどを用い,班ごとに成果発表を行う。各班の持ち時間は25分以内とする。プレゼンテーションファイルと別に配付資料がある場合は,全員分と教員の分を合わせて46部を事前に各班で(コピーカードは中澤教授から借りること)用意すること。グループ実習についての評価は,(1)グループ実習全体を通しての各人の貢献はグループメンバーが一番わかるはずなので,自分を含めた班員全員について5段階評価,(2)配付資料と成果発表,討論について教員が評価(班単位の評価)する。

成績評価は以上を総合して行う。

5.これまでのグループ実習テーマの例

2014年度
「布団の除菌方法の有効性」「ファブリーズの消臭効果」「手の洗い方」「何度で菌はいなくなるか?」「外干しと部屋干し」「電磁波の測定」
2013年度
「不快指数とは?」,「光の種類による消毒効果」,「川の水質調査」,「3秒ルールの有効性」,「JINS PCの効果について」,「身の回りの細菌と食中毒」
2012年度
「体温上昇」,「真の清潔とは?」,「匂いとストレスの関係」,「集中力の高め方」,「紫外線から肌を守れ!!〜UVカット繊維は万能!? 乙女の敵紫外線〜」,「ドローイング法とEMSによる腹部脂肪減少効果の比較」
2011年度
「身近な電磁波の危険性」,「上から化粧水」,「放射能汚染の実態」,「食品の抗菌効果」,「油の酸化度」,「Mystery of Sleepiness」
2001年度
「嗚呼電磁波」,「暖房と換気」,「細菌の分布」,「紫外線の恐怖」,「衣服内気候の変化」,「生活排水の汚染について」
2000年度
「ペットボトルの細菌」,「うがい・手洗いの効果について」,「住宅と騒音」,「身の周りの照度」,「手洗いの効果について」,「換気の重要性について」

6.オフィスアワー・連絡先

火曜日18:00〜18:30,E707


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