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公衆衛生学 (Public Health)

Latest update on 2021年2月21日 (日).


講義の目的と概要

本講義では,「公衆」,即ち,地域社会で普通に生活している人々,あるいは各種機能集団の人々の健康を保持増進するための理論と方法について学ぶ。

そのためには「健康」を定義することが必要であり,本当はそれが実に難しい。保持増進するための理論と方法といっても,社会条件や健康観が違えば違ってくるので,社会の文脈に即した理論でなければならない。だから,この講義を受ける際に常に注意して欲しいことは,その話で論じられている「公衆」はどういう集団を指しているのか,ということである。

一つだけ確かなことは,種類はいろいろであるにせよ,公衆衛生学の対象が個人ではなくて人間集団だということである。この点は多くの他の専門科目と異なるので,注意されたい。

講義の計画と内容

疫学については時間が足りないため,ごく基礎的なことだけ説明する。別途参考書などを参照し,自習して欲しい。実は疫学・生物統計学に限らず,公衆衛生学で扱うトピックはそれぞれ広大な裾野と奥行きをもっているので,本講義はあくまでも概論(とくに制度,法制,枠組み,方法論を中心にしたもの)と考えて欲しい。

後期月曜3限(13:10-14:40)。2020年度はCOVID-19流行中であるため,Zoomで実施する。Zoomのアクセス情報はBEEFのこの講義ページを参照

  1. 公衆衛生学とはどういう学問か? 健康とは何か?(10/5,資料参考資料)
  2. 疫学・生物統計学(1)(10/12,疫学・生物統計学(1)(2)通した詳細資料資料)
  3. 疫学・生物統計学(2)(10/19,資料)
  4. 保健統計・医療法と医療制度(10/26,和泉先生)
  5. 国際保健(11/2,資料)
  6. 地域保健とヘルスプロモーション(11/9,中山先生)
  7. 老人保健(11/16,資料詳細資料)
  8. 母子保健・親子保健・学校保健(11/30,齋藤先生)
  9. 疾病統計・慢性疾患の予防(12/7,資料)
  10. 衣食住の衛生(12/14, 資料)
  11. 感染症とその予防(12/21,資料)
  12. 産業保健(12/25, 資料※金曜ですが,月曜講義日です)
  13. 精神保健(1/18, 資料)
  14. 環境問題と公害(1/25, 資料)
  15. 期末試験(2/1) 対面で実施予定ですが,COVID-19の流行状況によって変更する可能性があります。

参考:2020年度期末試験問題同解答例2019年度期末試験問題同解答例2018年度期末試験問題同解答例2017年度期末試験問題同解答例2016年度期末試験問題同解答例2015年度期末試験問題同解答例2014年度期末試験問題同解答例2013年度の期末試験問題同解答例2012年度の期末試験問題同解答例

成績評価と基準

期末試験及びミニレポートによる平常点評価による。なお,期末試験は持ち込み不可である。期末試験で合格基準に達しなかった場合,翌週の再試験を受けることができる。

期末試験受験者は追試受験者も含めて全員合格でした。得点分布は下図の通りです。

問題別得点分布

参考書・参考資料等


リンクと引用について