枕草子 (My Favorite Things)

【第748回】 アイススケート(2002年1月3日)

今日は子どもたちとエムウェーヴにアイススケートに行く約束だったので,朝からおにぎりを作って出発した。バスの連絡が悪くて,長野駅東口でかなり待ったが,何とか午前中にスケートリンクに立つことができた。

何を隠そう,ぼくはアイススケートというものをするのが初めてだったので,最初はおっかなびっくりだった。スキーともローラースケートともどことなく似ているしどことなく違うのだけれども,それらを混ぜたような足の運びをすれば良いらしいと気づいて(というか,アイススケートはベテランである妻から,基本的な足運びを教えてもらったのだが),ほとんど転ばずに滑りを楽しむことができた。我ながら筋はいいのではないかと思った。こんなところで自画自賛しても仕方ないが,慣れてきてスピードを出したときに2度,最後に疲れてきて足が動かなくなって1度転んだだけで済んだ。子どもたちは良く転ぶのだが,息子などはなかなか速くて追いつけないほどであった。娘も2度目だというのに,転びながらもそれなりに滑るので面白かった。適当に休憩しながら3時間半ほど滑ったら,ぼくも膝が笑い出したし,娘も疲れたというので,まだ滑りたそうな息子と妻を説得して帰ることにした。疲れたといえば疲れたのだが,エムウェーヴのリンクは広くて気持ち良く,思った以上に面白かった。病み付きになりそうである。

誤算,といえば,娘が疲れきって眠ってしまったために,帰り道のかなりの部分を抱きかかえていかなくてはならなかったことである。20 kg近い娘を抱きかかえて雪道を歩くのは,ぼくの足もスケートでボロボロになっているだけにきつかった。何とか帰り着いて,すかさずカレーを作って,入浴後に夕食にした。鶏モモ肉をぶつ切りにして炒めたやつがジューシィで,甘口のカレールーとのバランスが良く,美味であった。

本来ならこれで「あー,疲れた」といって横になりたいところなのだが,実は,21:00に家を出て長野電鉄に乗り,長野駅で最終の東京行き,あさま534号(今日は5分ほど出発時刻が遅れた)に乗り継いで,上野に向かっているところなのだ。というのも,明日は早朝から逓信病院で健康診断を受けなくてはならないからだ。明日の始発でもぎりぎり間に合うのだが,寝坊が怖いし,何よりこの雪では,あさま号が止まってしまう可能性もなくはない。今日から東京に行っておいて,研究室に泊まれば,論文も進められるし,健診に遅れる心配もないし,一挙両得というわけだ。


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