昨日と今日はライブコーヒー本郷店の3月の2割引日だったので,朝,大学に行く途中で寄って,マンデリン,コロンビアスプレモとタンザニアのハイローストをいずれも100グラムずつ仕入れた。タンザニアは研究室でいれて早速飲んでしまったが,酸味の中にも甘みがあって,なかなか美味だった。
昼飯の後に生協コンピュータ売り場でK6-233を受け取ってきた。研究室共用のコンピュータに載せるのは簡単に出来たが,なぜか起動時にAMD(210 MHz)と表示される。ジャンパの設定はちゃんとしたのだが。まあ,十分高速に動いているのでよしとしよう。
次に自分のコンピュータに載せようとしたが,CPUクーラーがないので,ヒートシンクで誤魔化すことにした。なに,熱暴走したら切ってしまえばよいのだ。ついでに,これまでの32 MB×2のSIMMを64 MB×2のDIMMに変えることにした。例によって筐体を開けるのは簡単であるが,なかなかDIMMスロットに手が届かず,いらつく。それでもDIMMを差して,CPUもK6-233にして,ディップスイッチをベースクロック75 MHzの3.5倍速にして,起動を試みた(アポロのクロック設定は実に簡単で,すばらしい)。
「ピー,ピー」という激しいアラーム音に,慌ててハードディスクのアクセス音が消えたところで電源を切ること2回,これはやはりオーバークロックは無謀かと思い,66 MHzの3.5倍速設定に戻すが,やはり駄目。ヒートシンクでは駄目だったかと思って元のPentium ODPに戻したが駄目で,やや焦る。これはメモリの差し方が悪かったかと気づいて,メモリを差し直す。実は,かなりきつく押し込んで,両側の爪がひとりでに浮き上がってくるようにしないと,DIMMは正しくセットされないのだ,ということに漸く気づく。
再起動。今度はアラーム音は鳴らないが,HDDが認識されない。HDDが壊れたかと一瞬青くなったが,BIOSで認識されないのはおかしいので,ソケットを疑ってみると,案の定,ケーブルがマザーボード上のソケットから抜けかかっていた。DIMMのセットの時に抜いてしまったようだ。再び起動すると,今度はピポという音と共に普通に立ち上がった。メモリも131072 KBと認識され,OK。HDDもなんともなかったようだ。さていよいよAMDである。まずは75 MHzの3.5倍で起動を試みると,AMD-K6 (266 MHz)と表示され,途中までは行く。しかし途中でリセットがかかってしまう。ヒートシンクに手を伸ばしてみると,火傷しそうな熱さである。慌てて電源を切り,66 MHzの3.5倍にして団扇で扇ぎながら再起動すると,今度はAMD-K6 (233 MHz)と表示され,うまく動いた。耐久性を試そうと思って扇ぐのをやめて待つこと10分,突然リセットがかかる。やはりヒートシンクが触れないほど熱くなっている。熱暴走である。
というわけで,これは駄目だと諦めて,CPUクーラーを注文することにした。しかしうまく冷やせば266もいけそうなことがわかって,少々嬉しかった(続く)。