今日は教室ミーティングの担当である。最近のミーティングでハンドアウトを作るときは,資料をグレースケールでスキャンしてPicture Publisher上で補正→トーンカーブと変換→ラインアートを使って2値化し,それをWordに貼りつけて編集し,できたファイルをMOに入れてA3プリンタにつながっているPCから出力するという作業をしていたわけであるが,今回格段の効率化を果たしたので報告する。
まず第一は,スキャンの進歩である。ぼくが使っているスキャナはCanonのCanoScan 300DXというもので,添付のTWAINドライバはScan Craftというアプリと統合されたものになっていた。先日のWindows95再インストールでドライバを探したときにScan GearというTWAIN入力専用のドライバが新しく開発されたのを見つけ,インストールしたわけだが,これが使いやすいのである。メニューの階層が浅くなったのが第1点,全画面表示にするとプレビューも大きくなって範囲選択をしやすくなったのが第2点である。この2点の改良で,飛躍的に使いやすくなった。スキャン速度も若干速くなっているようだ。
第二に,プリント環境の改善である。前にも書いたように手元のマシンのWordを98にしてしまったので,他のマシンで印刷するにはAcrobatでpdfにするという選択をしていたわけであるが,解像度の低下と展開速度の遅さが気になっていた。それに,他のマシンの前まで歩かなければならないのが気にいらなかった。そこで見まわしてみると,人類生態ではsv1号というunixマシンがLBP830につながっていることに気づき,良いアイデアが浮かんだ。手元のマシンにLBP830のドライバをインストールして,出力デバイスをファイルにしておき,このファイルをftpでsv1に転送し,telnetで入りなおしてからrawデータとしてプリントすればよいのだ。実際やってみたら実に簡単かつ高速で,印字品質の低下もなく,申し分無かった。「rawデータとしてのプリント」には若干のテクニックが必要だったが解決し,完全なリモートプリント環境ができたわけである。全体としてハンドアウト作成時間は2/3くらいになった。素晴らしい。