さっき無事に科研費申請書を提出した。前にも書いたが,数年前までの切り貼りに比べれば,今はTEX用のマクロや北大の技官の方が作られたMS-Word用のフォームがあり,文章を流し込むだけでできるので格段に楽になった。とはいえ,毎年少しずつ規定が変わるし(今年から外国旅費制限が大幅に緩和された),左端を液状糊で止めねばならないとか上端に科目を示す色を塗らねばならないとかいった手作業を要するところが残っているので,まだまだ無駄が多いと思う。色じゃなくたって大きな数字でもつけることにすれば見間違えないだろうし,糊でというのも意味がわからない。なぜステープル止めではいかんのか? さらに最悪なのが申請原簿というやつ,細長い紙なので扱いにくいし,一切の訂正不可というのは何の意味があるのかわからない。あんなものは,研究者番号をIDとして何かパスワードを発行し,WEBでCGIを使って登録させればよいと思う。一覧表の作成が目的なのだろうから。そうすれば無駄な紙もでないし,申請者の負担も軽減されるし,一石二鳥である。今どき,WEBも使えない研究者がいるとは思えないし。
昨日の歯科治療の後遺症か,肩凝りと頭痛がひどいのでイブプロフェン配合の鎮痛剤であるイブニック錠を飲んだのだが,この薬は優秀である。痛みはさっと引いてくれるし,眠くもならない。歯科治療といえば,さっき「歯医者に虫歯は治せるか」という本を買ったのだが,この本は大胆な記載に溢れていてびっくりした。著者の志村則夫さんは東京医科歯科大学の助教授だそうだが,「甘いお菓子はお食べなさい」とか,そこらの歯科医からは総スカンを食いそうである。しかし,関係性を文脈から切り離して考えるのは間違いという思想が人類生態学と相通ずるものがあり,ぼくは大いに共感し,我が意を得たりと思って読んでいる。
実はそもそも野尻抱介「ロケットガール」を探しに行ったのだが,どうも富士見ファンタジア文庫を備えている本屋が少なくて困っている。なんでロケットガールかといえば,これはもう,ソロモン諸島から日本製のロケットが飛ぶ話だということを聞けば,読まないわけにはいかないのである。まあ,注文すれば良いのだが。
更新情報も少々。昨日書評掲示板に1冊追加し,今日は写真展示室に1枚追加した(ここで見ると,「昼咲く熱帯のスイレン」の一種だろうとはわかったのだが,詳細は不明である。もしかするとmidnightという品種なのだろうか?)。なかなか研究と教育のページが進まないが,来月2週目くらいから更新を再開する予定なので,そちらを期待している方には,もうしばらくお待ちいただきたい。
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