枕草子 (My Favorite Things)

【第93回】 気分転換にapacheバージョンアップ(1998年11月17日)

つかん。昨日は子どもを耳鼻科に連れていったら臨時休業だったし,眠る前に歯を磨いていたら治療中の歯の詰め物が外れるし,最低の気分であった。こういう時は気分転換をするに限る。歯についてはさっき病院に行って詰め直してもらってきて片づいたが,もう一声(!)何か欲しい。

懸案事項というのがいろいろあるのだが,その一つを片づけることにした。apacheのバージョンアップである。HTTP-REFERERをログに残したくて随分前から1.3.3はダウンロードしてあるのだが,手をつけていなかったのだ。もっとも,sv2サーバにもアクセスが増えてきたので,今動いているapache1.2.5は無傷のままバージョンアップしなければならない。そうしないと,万一インストールに失敗したときに悲惨な結果になるからである。

どこからダウンロードしたのか忘れてしまったが,Apache本家からミラーサイトを探して,たぶん工業技術院あたりから貰ってきたものと思う。unix用1.3.3としては,apache_1.3.3.tar.gzをダウンロードすればよい。ちなみにapache_1.3.3.tar.gz.ascというPGP認証ファイルも同じディレクトリに置かれている。

Win95版のNetscape Communicator 4.5 (en)でダウンロードすると,ファイル名のドットが最後のものを除いてアンダースコアに変換されてしまうので,手作業で直してからffftpを使ってsv2に転送し,Teraterm Proでログインする。sv2はFreeBSD 2.2.5-ReleaseマシンでgccもPerl5も入っているし,1.2.5が入っているディレクトリは変なところなので,デフォルトでインストールしても上書きにはならないようだ。後の手順は,

  1. tar xvzf apache_1.3.3.tar.gzとして展開。
  2. cd apache_1.3.3としてから,
  3. ./configure
  4. make
  5. make install

とするだけであった。この段階で/usr/local/apacheをServerRootとしてインストールできているので,/usr/local/apache/etc/httpd.confなど3つのconfファイルを編集する。Analogでアクセス解析をする必要上,access_confの形式はcommonにして,HTTP-REFERERなどは別ファイルに保存することにした(やることは#をいくつか消すだけである)。confの編集ができたら,これまでのトップページのファイル群を新しいトップページのディレクトリにcp -rでコピーし,killで現在稼働中のhttpdを殺してから/usr/local/apache/sbin/apachectl startとやったら無事に動いたようである。Analogのディレクトリ変更などが面倒だったが,anlgform.cなどいくつかのファイルを編集してなんとかうまくいった。最後に/etc/rc.localを編集して,再起動したときに自動的にhttpdが立ち上がるように設定したら完了である。所要時間30分くらいか。


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