今朝の新幹線は満席である。長野駅の時点で,いつもの始発電車に比べ5割増くらいの乗車率であろう。これに乗って東京に着いたらそのまま出勤という人も多いのだろう(あ,ぼくもそうか。違いは今夜また長野に帰るというところ)。たぶん,昨日の新幹線は全部異様な混みようだったから,今朝の始発で帰ることにした人もいたに違いない。昨日までエムウェーヴでNAGANO博とかいう催し物があったから,それに来た人もいただろうし(もっとも,何を目玉にした博覧会なのかよくわからなかったし,昨日たまたますれ違った無料送迎バスはガラガラだったから,そういう人は少ないと思うけれど),周辺の温泉や高原に遊びにきた人(こっちは山のようにいた)もいたであろう。6:00の始発に乗れば7:30過ぎには東京に着けるのだから,なかなか賢い選択だと思う。
この4日間は,長野の環境を満喫した連休であった。2日は善光寺の裏手にある城山動物園(「じょうやまどうぶつえん」と読む)へ行った。サトザクラかヤマザクラかわからないが八重の桜が満開であった。ここは入園無料なので,子どもを散歩させるのにちょうどよい。家からは徒歩30分弱なので,5歳児の脚でも十分歩けるのである(下の子はベビーカーだったが)。ゾウみたいな飼育が大変な動物はいないが,サルはサル山のニホンザルを含めて6種類,フンボルトペンギンやカリフォルニアアシカ(右写真)もいて,子どもが楽しむには十分だったと思う。白鳥がちょうど抱卵中だったのはラッキーかも。
3日はバスに乗って飯綱高原の大座法師池に出かけたが,子どもたちの関心は,池よりもむしろ「小天狗の森」と称するアスレチックコースにあったようだ。たぶん小学校高学年くらいだと全部楽しめると思うが,5歳でも半分くらい,2歳半でも数個は使える大道具があって興奮していた。ちなみに,大座法師池は長野駅からバスで35分,大人780円しかかからない近場にあるが,途中七曲りという血も凍るようなぐにゃぐにゃの坂道を上ってゆく,山の中である。伝説によればダイダラボッチの足跡だとか。帰りのバスが満席だったので,下の子を抱きながら七曲りを持ちこたえていたら脚が攣りそうになった。どうせならバスの終点の戸隠まで行くべきだったかもしれぬ。その後,城山公園前で降りて歩いたのはきつかった。前日に引き続き善光寺から家への道を歩いたわけだが,実は善光寺の裏手には面白いものがいろいろあって飽きない。今回見つけたのは林檎の形をしたガードミラー(左写真)である。暇な人は探してご覧あれ。
4日は雨だった。5日は子どもたちを近所の公園で遊ばせてから,1人で自転車で近所の探索をした。千曲川の土手がサイクリングコースになっているので,両側に広がるリンゴ園を見ながら走るのは気持ちがよかった。ぼくのママチャリは知人から譲り受けた中古品を何度も修理しているものなのだが,実に長い旅をしている。これくらい使ってやれれば自転車としても本望であろう。それにしてもまだまだ十分走れるので,次は田子池,須坂,小布施へと夢は広がるのである。
今回はただの日記であった。まあたまにはよかろう。