ところで,昨日は懸案のAp2セットアップをしたのだが,当初はMOが認識されなくて困ったのだった(Windows95クリーンインストールの常套手段として,(1)起動フロッピーで起動してからfdiskでHDDの領域解放と確保をし,(2)再起動後,format /Sでシステムを転送し,(3)フロッピーを抜いてHDDから再起動して,CD-ROMからMOにコピーしたWIN95ディレクトリをHDDにコピーし,(4)cd win95をしてからsetup,とするわけだが,MOを認識しないのでは手の打ちようがない)。DOS5.0以降で3.5インチMOは標準サポートされたはずだから,ハードウェア的に何かおかしいに違いないと考え,まずSCSI IDのバッティングを疑ったのだが,まあカードは7としても,CD-ROMが何番なのかわからない。どうせ使えないCD-ROMだから外して捨てるという手もあったが,折角98なのだから,フリーでSCSIチェックくらいするソフトはあるに違いないと思って,別のマシンを使って,久々にベクターデザインのソフトウェアライブラリを探ってみた。BUSDIRというソフトが使えそうだったのでダウンロードし,展開してフロッピーでAp2に入れ,実行してみると,MOはSCSI ID=1のSCSI-2デバイスとして認識され,CD-ROMはSCSI ID=6のSCSI-1デバイスとして認識されていたので,認識自体はされていることがわかったが,古の98だから,「SCSI IDは連続していなければならない」こともあるかと考え,またCD-ROMはDIPによってSCSI-2接続にもできるということを98廃人系のサイトで知っていたので,転送速度を同じにした方が良かろうと考え,MOをID=0に設定し,PC-CD60FのDIPの5番をONにしてから再起動してみた。さらに念をいれてTSR型のMOのドライバ,NEDRVというものを前述ベクターデザインのサイトからダウンロードしてきて,BUSDIRでSCSIデバイスとして正しく認識されているのを確認後,nedrvと打ってみると,不思議なことにMOがDドライブとして追加されたというメッセージが出る。dir D:とすると500 MB以上のファイルがいくつも存在するという不思議な表示が出るので,これはドライバのバッティングかと思い至り,nedrv -Rとやってドライバを外してからdir C:と打ってみた。期待したとおり,MOの中身が見えたのはいうまでもないだろう。後は前述の常套手段により無事にWindows95のインストールができたのだった(ちなみに,このWindows95は,いまでは新規購入したWindows98SEをオーバーライトして使っている別のWindows95プリインストールマシンに付いてきたもの)。アプリのインストールにも一言ではいえないような苦労があったのだが(インストールCD-ROMには要らないおまけがたくさん入っていてMOに入りきらないので,何をコピーすればインストールができるのかが試行錯誤だったのだ),その話をしているときりがないのでやめよう。何にせよ,総所要時間約3時間で,ジャンクに近かったマシンが使えるようになったのだから上出来か。もっとも,こうしてCD-ROMを使わずにセットアップに成功してしまうと,一昨日の秋葉めぐりが益々もって徒労のような気がしなくもない。