今日も5:00に起きるつもりだったが,目が覚めたら5:30だったので,慌てて食事を済ませ,洗い物もせずに家を飛び出したのは5:43。昨夜にも増して寒い。長野駅まで自転車を飛ばしたら,すっかり手が悴んでしまった。今日帰ったら手袋を出すことにしよう。
始発になんとか間に合って,手を暖めるために買ったネスティーミルクティーとかいう砂糖水の缶を握りしめながら,まだ夜明け前,それこそ暁から曙といった趣の窓の外を見ると,畑や犀川の川面から白い湯気が立ち上っている。まるで雲のような乳白色の濃さに,思わず目を奪われる。
軽井沢あたりに来ると,そろそろ夜も明ける。この時期は紅葉の美しさに見入ってしまう。といっても始発電車は佐久平から高崎までは停まらないので,あっという間に通り過ぎる。新幹線のトップスピードは,人間が思いきり投げた野球のボールよりもずっと速いのだと考えると,この景色の刹那性にも得心がいくが,もっと見ていたいと残念な気もする。
新幹線からの秋景色に感銘を受けたからってわけでもないのだが,このページのデザインを若干変更してみた。ブラウザによって見え方が違うと思うが,Netscape Navigator 6 Preview Release 3(以下NN6PR3)でも普通に見える筈だ。こんなところで不満を書いても仕方ないのかもしれないが,このブラウザによる違いというやつ,結構困りものである。水質検査(正しくは水質試験と書くべきかもしれない)の水質基準の表などは,NN4.7xでは2段組になって見えるのだが,NN6PR3やInternet Explorer(以下IE)では2段にならないのだ。たぶん1つの段の幅が50%の2段組なんていう段間余白のない設定は受け付けない方がHTMLの解釈としては正しいのだろうが,主に軽いという理由でNN4.75を常用しているぼくにとっては,困った違いである。
もっと困るのは,IEによるJavascriptの勝手な仕様変更である。先日,卒論生の竹内君から指摘を受けたのだが,WEBテクニック挑戦ページのカレンダーの年の表示がIE5.01とかIE5.5で見ると,3900年になっていたそうだ。手元にあった技術評論社のJavascriptの本ではgetYearでは西暦から1900を引いた値が返ることになっているので,var Year = Today.getYear() + 1900;としていたのだが,3900になるということは2000が返っているということだ。正確な仕様が不明なので範囲チェックして正しい年度に補正するという手を使ったが,場当たり的で嫌だなあ。
何気なくアクセスログを見たら,K-Labなんでも掲示板というところで言及されたことで,Alphaマシン設定の記録のベンチマークに大量のアクセスがあったので,Athlon 770 MHzでのベンチマーク結果を追加したが,整数計算が主ならAthlon 770 MHzはAlpha 533 MHzにひけをとらないことがわかった。嬉しくもあり,悲しくもあり。
9:25になったので実習室へ行き,学生実習2日目開始。何故か昨夜ブレーカーが飛んだようで,インキュベータの電源が入っていなかった。ブレーカーを上げたらすぐ電源は入ったのだが,37℃になるまで待っていては間に合わないので,一般細菌のインキュベーションは,胸ポケットなどで体温で始めてもらうことにした。ビニール袋で密封されているので何の影響もないことは理屈ではわかっても,胸ポケットで「培養」することには抵抗感がある学生もいるらしかった。まあ,わからんでもないが。若干,昨日より手際が良くない学生が多いような気がするが,大過なく終了。水質センター見学時の説明は,担当の方が違ったせいか,ほとんど昨日と重なりがない内容。引率者(ぼくと大学院生)への配慮か? 終了後,大幅に遅刻してきた学生の居残り実験と,卒論生がフィールドから入手した海水淡水化ユニットが混合された飲み水の分析につきあったので,今日の実習結果のデータ入力とプリントが終わってみたら21:20だった。
帰る前にメールをチェックしたら嬉しいことが一つ。ソロモン諸島での紛争について,本格的な和解が成立したそうだ。どういう事情かわからないが,これで人々の平和で落ち着いた暮らしが戻ってくればいいなあ。復路は終電。1号車,2号車ばかりか4号車まで満席だったが,5号車まで行ったら座れた。