枕草子 (My Favorite Things)
【第409回】 国勢調査と物欲を喚起したSPA!(2000年10月20日)
- 5:00に起きたのだが,昨日洗い物をさぼった罪悪感から,食後,洗い物をして味噌汁まで作ってから家を出たので,往路は6:43発あさま502号。紅茶を啜りながら2号車に乗っている。
- 昨夜買ったSPA!には国勢調査の問題点がいろいろと列挙されていたが,国勢調査(census)は,人口統計の基礎であり,廃止するわけには行かないと思う。厚生省の人口動態統計や住民票と,現在人口には大きなズレがあるのが普通であり,しかもそのズレの大きさが年齢によって違うと期待されるので,人口動態統計や住民票のデータだけでは人口予測が大きく狂うだろう。調査員の質に問題があるというなら,国家資格として資格試験を作ったらどうだろうか。罰則規定付きの守秘義務も負わせて,その代わり報酬を高くするとか。
- 物欲。SPA!のp.113に載っているライブアルバム『LIVE Beautiful Songs』。大貫妙子,奥田民生,鈴木慶一,宮沢和史,矢野顕子のライブなのである。存在すら知らなかったが,行きたかったなあ。
- 最近ずっと気になっているのが,日の出町のゴミ処分場(二ツ塚廃棄物広域処分場)強制収用問題なのだが,SPA!連載の神足裕司のニュースコラムでも取り上げられていた。トラスト運動の人たちと強制収用しようとする都職員との闘争の様子が演劇的だと揶揄するような内容なのだが,この問題をそういう次元に落としてはいけないのではないか。議論を尽くさずに多数意見を通してしまうのでは今の形骸化した国会と同じである。地方自治がそういう形になってしまっては,いわば生活不在の状態である。議論を拒否した強行というのは,ある意味,ファシズムであるとさえ言えるのではないか。
- もっとも,日の出で拒否されるとなると,溜まり続ける不燃ゴミはどうするのだということが問題になってくるから,ただ反対するのではなく,対案を出すことが大事だと思う。ゴムシートを頑丈なものにするとかいった対症療法もあるだろうが,不燃ゴミが出やすいと思われるゴミ分類を変えたら,ゴミ減量ができるかもしれない。高温で焼却できるゴミ処理場と生ゴミ堆肥化施設を作って,現在の可燃ゴミを生ゴミとその他の可燃ゴミに分け,後者と一緒に,現在は不燃に入れているプラスティック系のゴミを高温で燃やすことにしたらどうだろうか。そんなことを漠然と思っているのだが,青空MLに出して識者の意見を聞いてみようかなあ。
- 今日は実習最終日で,終了後に打ち上げがある予定。
- 実習の水質試験パートは無事に17:30過ぎに終了したのだが,NOxパートがなかなか終わらず,打ち上げは20:00からになったので,明日に備えて打ち上げには参加せず帰ることにした。雨だったので自転車は置いて徒歩で池之端門に出て,上野までとぼとぼ歩く。20:38上野発あさま533号は混んでいて,4号車でも高崎まで座れなかった。これなら打ち上げに顔だけ出して21:30上野発あさま535号にしても,疲れは変わらなかったかもしれない。
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