枕草子 (My Favorite Things)
【第486回】 自転車を修理に出す(2001年2月7日)
- 往路は,あさま506号。昨夜はやはり自転車がパンクしていたので,途中まで無理矢理漕いだものの,登坂ができずに押して帰ったのだった。今朝,近所の自転車屋に修理を依頼してから(明日の朝引き取りに来ると伝えた),長野電鉄の駅まで歩いたら,ちょうど電車が出たところで17分待ちに愕然とした。気を取り直してバス停に走ったが,時刻表の予定時刻を3分過ぎても着かないバスにいらいらした。漸く来たバスで8:34に長野駅に着いてから新幹線ホームまで走ってやっと間に合ったのが,この電車である。
- 松田裕之「環境生態学序説」(共立出版)の続きを読む。印刷が悪いのか,グラフのパタンが読めない場所があって困った。ともかく引っかかりながら,考えながら読んでいるので,なかなか進まないが,面白いことは確かだ。
- 研究室に着いてからは,昼飯で福のれんへ行った時間を除いて,ずっと文献検索をしていた。論文の論理が弱いところを補うためだが,文系の論文は考察が長くて閉口する。データだけすぱっと出してくれれば十分なのだが。
- いくつか問題解決の目処が立った後,自分の方の論文をちょっとやったが,ほどなく21:00になったので帰途に着いた。今日は東京も長野も雪なので,歩いて帰るのは避けたいから,終電1本前に乗らねばならないのだった。かなり混んでいたが4号車で上野から座れたので,「環境生態学序説」を読み進め,上田で読了した。これは,書評掲示板に書くだけでなく,生態学と環境科学のページにも推薦文献として載せようと思う。誤植が多いのは困りものだが,現実のさまざまな問題についての問題提起と,数理モデルによる論理に支えられた著者自身の意見(思い入れの部分ももちろんあるが,ちゃんと区別が付くような書き方である)は,類書の追随を許さない出来だと思う。
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