枕草子 (My Favorite Things)
【第493回】 出発前日(2001年2月18日)
- 土曜日は例によって午前中仕事をしてから娘を迎えに保育園へ行き,午後は絵本を読んでやってからDVDでグレムリンを見ていたら,うまい具合に娘は眠ってしまったので,落ち着いてカレーを作ることができた。タマネギを2個みじん切りにして,ニンニクの醤油漬けをみじん切りにして混ぜ込んだものと一緒にバターで炒め,中火で10分くらい炒めて茶色っぽくなってきたところで骨付き鶏肉を入れて強火にしてさらに炒め,鍋で湯を沸かしたものに全部入れて,そこに別に切っておいた人参とジャガイモを入れて煮込み,煮えたところでカレールーを入れ,とろとろになったところでリンゴをすりおろしたものを加えて混ぜて完成である。できたところでちょうど「幻のペンフレンド」が終わったので,子どもたちと一緒に食べたら,息子はおかわりしたのだが,娘は辛いといって食べなかった。自己評価と子どもの評価は一致しないのが,料理の難しいところである。
- 日曜日,衣類などを準備し,昼飯を食べてから,残務処理のため大学へ向かった。科研費の実績報告書とか,不在中のメールの自動応答の設定とか,3月に調査をするために手紙を出すとか,論文を投稿しておくとか,まだいろいろやらねばならないことがあるのだ。14:52発あさま522号は高崎に停まらないせいか,比較的空いていて気分が良い。研究室に着いたら残務処理をこなしつつ,そのまま明日の夕方までに出発準備を整え,夜行便でブリスベンへ向かうのだ。去年に比べ2倍以上の滞在期間がある今回のソロモン諸島調査では,学生が既に入っている村々を回るので,実のあるデータがとれそうだし,またそれが義務だろう。プレッシャーがないわけではないが,去年みたいに官僚や企業の偉い人と折衝を重ねるよりは気が楽だ。
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