枕草子 (My Favorite Things)
【第498回】 プレゼン用地図の作り方(2001年3月20日〜21日)
- 今日の予定に関するメモ。富士銀行,ヨドバシカメラフォトカートリッジ,たぶんコンピュータの下にフロッピードライブなど。加速度計とカメラと紙を持参。
- 21日往路あさま510号。今日から3日間は調査の予定。いったん大学に寄ってから出発。
- 昨日は床屋に行ってから,またもや娘をひまわり公園に連れていった。セーターすら要らないほど暖かかったが,そのせいでスギ花粉が激しく飛び交っているらしく,その直後から目の痛みと鼻水がひどくてたまらない。今朝は5:00に起きたが,息子の弁当を作り,ビデオが見たいと駄々をこねる娘を宥めすかして保育園へ連れて行ってから,長野駅に出て来週月曜の駒ヶ根行きバスチケットを買ったら,あさま510号にちょうどの時刻だった。
- 先日,梅崎助手からソフトの存在を教えてもらったのだが,ソロモン諸島の調査地について試してみたらうまくいったので,美しい地図を作る方法を書いておく。まず,ArcExplorerというソフトをダウンロードしてインストールする。このソフトは,GISソフトの標準として有名なArcInfoと同じESRI社が開発したもので,現在のところ,日本語版を扱っているパスコ社のサイトから登録さえすれば無料で利用できる。
- インストール後,起動して左のタブからWWWを選んでESRI社のサイトに接続し,World BaseMapを選べば,世界地図が表示されるので,必要な場所を選んで拡大していき,ちょうどいいところで「ベクトルデータをダウンロード」を選んでネットワークからデータをダウンロードし,ローカルに表示させて,「キー」と呼ばれる地図要素のプロパティを変更し,まず白地図として使いたい画面を作る。後は,EMFまたはBMP形式でクリップボードにコピーできるので,パワーポイントやiGrafx DesignerやCanvasみたいなソフトに貼り付けて加工すれば良い。今回はEMF形式でコピーし,パワーポイントにピクチャ形式で貼り付けてからグループ解除によってMicrosoft Office 描画に変換し,不要な要素を除去したり必要な要素を追加したりという細かい仕上げをしてから再びグループ化し(こうしておくと線の太さや色を後から一括変更できるので楽だ),線画として仕上げた。縮尺は「表示」でスケールバーを表示させておき,PrintScreenキーでディスプレイ全体をクリップボードにキャプチャしたものをPhotoshopなどに貼り付け,縮尺部分を切り抜いて拡大縮小すればよい。後は文字を書き込んで完成である。この方法で作れば,世界中どんなところでも30分もあればそれなりに綺麗な地図ができるだろう。
- では,行ってきます。
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