枕草子 (My Favorite Things)
【第516回】 未練(2001年4月20日)
- 夜中,娘が虫歯の歯痛で泣くので何度も起こされ,寝不足気味。が,6:00に目が覚めたので,往路あさま550号。昨日は「毎日書かなくてもいいんじゃないか」と書いたが,つい書いてしまうのは習慣化しているからか,それとも未練なのか。ここで未練というのは,すっぱりやめる思い切りがつかないという意味だが,なぜそれを未練というのかとつらつら考えるに,すっぱりやめる思い切りがつかない,という心の弱さの原因が,心が未だ練れていないことにあるからだろう。つまり,未熟者だから未練が残るということだ。正しいなあ。
- 今日の往路は,論文の直しが存分にできて嬉しい。やはりBGMはJazzかボサノバに限るな。
- 午前中は論文の改善方針について打ち合わせ。午後は新サーバマシンが届いたので,竹内君と一緒にそれにNICを組み込んでFreeBSD4.3をインストールし,qpopperとapacheとsambaとpostfixのインストールと設定まで完了した。が,コンテンツの移行をしなくてはいけないので,sv1の本格リプレースは来週にすることにした。一方,新humeco1としてのCompaq ARMADA M300の方はメールサーバとしての役割しか元々ないので,旧humeco1に登録されている全員のaccountを作ってからqpopperとpostfixのインストールと設定を完了して,帰る前にリプレースをしてしまった。
- 手順としては,rootになってまず旧humeco1の/var/mailをtarで圧縮し,ftpでsv2とsv1に(消えないように,念のため)送ってからすばやく旧humeco1をshutdownし,Ethernetケーブルを新humeco1につなぎかえて,すぐさまrootでftpを使ってsv2から圧縮された/var/mailをダウンロードし,ルートで展開すればおしまいである。実に簡単だ。新humeco1に登録したユーザアカウントは,パスワードが旧humeco1と当然違うので,各ユーザはパスワードを設定し直さなくてはならないが,それ以外はほとんど何の問題もなかった。後は,.forwardの設定を引き継ぐことと(これは手作業でやるしかないだろう),sv2とsv1に送った圧縮ファイルを消すことが大事だ。
- 帰りは終電1本前で,異様に混んでいたが,例によって熊谷で空席ができた。佐久平の手前で,スタンレー・ジョンソン「アイスキャップ作戦」(文春文庫)を読了。ここまで腹芸が使える政治家が揃っていれば,世界はもっとましなんではないだろうか。難点はコンピュータの知識が足りないことだが,全体としては良くできた国際謀略サスペンスミステリだった。
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