枕草子 (My Favorite Things)
【第540回】 ほぼ完徹(2001年5月24日)
- まったく,36歳にもなって何をやってるんだか。
- 生態学の準備に力を入れすぎたため,ほぼ完全に徹夜をしてしまった。社会調査の配布資料は新幹線たにがわ号の中で手書きという体たらく。眠さと戦いながら何とか講義をおえた後,今日は雨のために自転車ではなかったので烏川緑地トリムコースを1 kmほど歩いて駒形線に出てみた。するとちょうどバスが来たので乗ってみたが,ひどい渋滞で,高崎駅に着いたのは12:50だった。いつも自転車を使うときに乗れる新幹線たにがわ号には数分差で間に合わず,15分ほど待ってあさま552号に乗ったわけだが,この電車がどういうわけだか異様に混んでいて大宮まで座れなかったので,疲れが倍増した。
- 死にそうになりながら研究室に辿り着いたのは14:30だった。疲れた。
- が,修理に出していたディスプレイEIZO E55Dが帰ってきていたので,接続しなおした。ついでに竹内君から下取りしていた128 MB DIMMをデスクトップマシンに挿し,さらについでにベースクロックを110 MHzに上げてみた。ほら,何の問題もないじゃん。やはり1600x1200画面は作業環境として快適だと思う。
- だからそんな場合じゃないっていうのに。
- Natureの目次がメールで届いた。二酸化炭素濃度が高い条件で,森林の二酸化炭素吸収量が土壌の肥沃度によって制限されるという研究が目を引いた(新聞報道では,森林の二酸化炭素吸収作用には限界があるので京都宣言で日本が主張している「森林による吸収」はあまり期待できないかもしれないという点が強調されていた)。しかしこの辺の研究まできちんと押さえるとすると,大変なことになるなあ。Human EcologistはSupermanでなければならないとは良く言ったものだ。
- 眠気に耐えられず,20:38上野発のあさま533号で帰ることにした。最初1号車と2号車の間に入ったら満席だったが,3号車を抜けて4号車に行ったら空席があって座ることができた。最相葉月「青いバラ」を読み始めたが,急激な眠気に襲われて途中で意識を失った。軽井沢過ぎで目が覚めたので,帰る前に淹れた「さやまかおり」という品種茶を水筒から出して飲んだ。ここのところコーヒーを飲み過ぎなので,日本茶の優しさ,とくに「さやまかおり」のそれが喉に染む。
- 長野に着いたら雨は上がっていた。前日朝,雨のために長野電鉄を利用していたので自転車がなく,かつ途中コンビニでスコップ(帰る直前に電話があって,家のどこかでなくしたから,明日息子が学校で使うために対処して欲しいといわれたのだ)を探しながら帰るために歩くことにした。夜の散歩を50分。なかなか気分は良かったが,スコップはどこにも売られていないのだった。23:00頃でも開いているフラワーショップとか青果店などを見つけたのは収穫だったが,スコップはないのだ。仕方がないので,ベランダのカゴでも漁ってみるかと思いながら家に着くと,入り口に停めてある娘の三輪車の足をかけるところに問題のスコップが載っていて脱力した。ちゃんと探したのか?
- まあ,散歩は気分が良かったからいいんだけど。
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