枕草子 (My Favorite Things)
【第581回】 蛍ふたたび(2001年7月7日)
- 朝,娘を保育園にやってから,午前中は仕事をした。来週が高崎経済大学の講義は前期最終回なので,それまでに社会調査の採点を終わらせねばならないのである。
- 昼飯を食べながら信濃毎日新聞を読んでいたら,須坂にも蛍がいて,しかもそれは自然に増えたものだというので,今夜行ってみることにした。鮎川というのは地図を見ると,湯っ蔵んどの辺りから流れ出しているので,臥竜公園の1.5倍くらいの距離かと思われた。19:00過ぎに家を出て長野電鉄に乗り,須坂についてジャスコで懐中電灯用に乾電池を買ってから歩き始めたのは19:40頃だったと思う。往路は百々川に出て土手の上を上がっていったら,途中真っ暗で懐中電灯が活躍した。大部分は舗装道路だったのだが,一部畑の畦道を通る必要があって,子どもたちは心細そうにしていた。
- 結局,鮎川に着いたのは21:00だった。信濃毎日新聞の威力か,たくさんの車が停まって,橋の上から人々が蛍見物をしていた。辰野に比べると,観光の目玉にすべく整備したわけではないので,絶対数としては少ないと思われたが,葦の類が繁茂した川の上をすーっと飛び交う蛍の姿も,実に風情があって良かった。ただ,残念なことに娘は鮎川に着く直前で眠ってしまい,いくら起こしても起きなかったので,この蛍を見ることができなかった。21:40頃鮎川を発って,臥竜公園の方を通って一路須坂を目指し,長野行き最終の長野電鉄で帰途に着いた。家に着いたのは23:15頃だったと思うのだが,3時間以上も夜中の散歩を楽しんだ後で,家族全員疲れきっていて,すぐに眠りに落ちた。
- いい蛍見物だった。
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