枕草子 (My Favorite Things)
【第585回】 庭に孔雀,裏には死体(2001年7月11日)
- 往路あさま504号。ドナ・アンドリューズ「庭に孔雀,裏には死体」(ハヤカワ文庫)を読了。ミステリとしては「鮮やかな伏線」というほどのことはなかったが,最後までテンションが落ちずに怒涛のように繰り出されるユーモアは素晴らしかった。要領よく内容がまとめられ,米国式の結婚用語(ブライズメイドとかメイド・オブ・オナーとか)も解説されている「訳者あとがき」が巻末についているので,本文より先にそちらを読むことをお薦めする。
- 今日は講義前日なので,例によって泊まりの予定。まずは,採点を終えなくては。
- 7月29日の参院選は争点がはっきりしないので関心が高まらないようだが,前にも書いたように,いっそ議院内閣制をやめればいいと思う。すべての立法を同じ人たちが審議できる能力があるという仮定は非現実的なので,立法に関しては直接民主制にすればよい。情報通信技術がこれだけ進んだ今日,議案ごとに直接投票するのも不可能ではなかろう。投票前の段階で議案を審議するのは,専門家集団にさせればよい。内閣も行政のプロフェッショナルとして構成し,政治リーダーとしての首相だけ公選すればいいのではないか。
- FreeBSDのMLから届いたAlertによると,w3mとsambaにセキュリティホールが見つかったらしい。アップグレードしなくては。ちなみにこれらのセキュリティホールはFreeBSDに限らないので,影響を受ける人は多そうだ。
- 夕食をコンビニ弁当で済ませ,さあ講義準備を終わらせるぞと思ったら,卒論生が相談に来て,相談に乗っているうちに日付が変わってしまった。
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