枕草子 (My Favorite Things)
【第618回】 充電し忘れ(2001年8月13日;17日追記)
- 往路あさま504号。vaioに充電し忘れてスタンバイのまま週末を越えたので,立ち上げた段階でバッテリー残量が63%しかなく,佐久平を過ぎた辺りでバッテリーが切れた。間抜けであった。
- 瀬名秀明「ロボット21世紀」の続きを読み始めたが,高崎を過ぎた辺りで,昨夜の夜更かしの影響か眠さに負けて熟睡に入った。気がついたら上野の直前であった。最近寝過ごすことがなくなったのは適応したのだろうか。
- メールを見たら,研究室で管理しているサーバの1台がオープンリレーになっているという指摘が入っていて,午前中はその対策で終わってしまった。セットアップしたときに確認した筈なのだが,し忘れたのだっけ? sendmailの設定をいじくるのは面倒なので,postfix-20010228-pl03をインストールしてしまった。
- 午後はまたデータ入力をしようと思っている。
- 午後。postfixの設定はうまくいったと思っていたのだが,リレーの制限がきつすぎて,ちょっと支障があるようだ。甘すぎるよりましだが,追加設定が必要だろう。しかし,あまりメールサーバとしては使う人がいないホストマシンだから,設定はデータ入力が一区切りついてからにしよう。
- いままで知らなかったが,内閣府のサイトで世論調査がいくつも公表されているのだった。質問項目もわかるので,社会調査で調査の実例を示すのに格好のサンプルとしてつかえそうだ。来年まで覚えておこう。
- 不思議なこと。2年前の夏実施の余暇時間の活用と旅行に関する世論調査からすると,ワークシェアリングをすすめて平日の余暇時間を増やす方が3連休を増やすより国民のニーズに合っていることは明らかなのに,なんでハッピーマンデー法なんていう愚にもつかない悪法を作ったかなあ。国民のニーズよりも経済振興ということなのだろうが,視野が狭いなあ。
- 夜までデータ入力を継続し,1つの山を越えた。あと1日くらいの作業量だろう。
- postfixの追加設定はできなかったが,明日に回すことにして,帰りは終電1本前。さすがに盆休みでガラ空きだったので,余裕をもって上野から座ることができた。逢坂剛「カプグラの悪夢」(講談社文庫)を読み始め,読了。現代調査研究所という名の何でも屋を生業とする(って言い方も変だが)中年男性,岡坂を主人公とする連作短編集で,心理サスペンスから歴史ミステリ,ユーモアミステリまで幅広いネタが,それなりに粒ぞろいで楽しめた。ただ,歴史ミステリの作品「暗い森の死」の中に出てくる英文のquite a littleは,「ほとんど〜ない」という意味で,決して「少なからぬ」ではないと思う。だから,その次の文の意味も,「どうせできるだけたくさんの墓を見つけて我々のせいにするだろうから」となるはずだ。ぼくの解釈が正しいとしたら,この話,成り立たなくなってしまうと思うのだが(17日追記:ぼくの解釈は正しくなかったようで,quite a littleには主として会話文で(皮肉というか反語的なのだろうか?),「かなり多くの」「たくさんの」という意味があるとわかった。ゲベルスの日記がこの意味でこの表現を使ったとするなら,この話は問題なく成立することがわかった>指摘してくださった知人Nさんに感謝)。続けて瀬名秀明「ロボット21世紀」の続きを読み進めたが,相変わらず読了しないままに長野に着いてしまった。
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