枕草子 (My Favorite Things)
【第631回】 ゲッベルスの贈り物(2001年8月26日)
- 何とか5:00に起きられたので,普通に食事をして新聞を読んでから自転車に乗り,6:00の始発に乗ることができた。「ゲッベルスの贈り物」を当然のごとく読み進め,読了した。こんな傑作を今まで知らなかったとは。2つほど強引過ぎる伏線に気づいてしまったが,他は予想だにしなかった。1993年にこのネタで書いているのは凄いと思う。第2作「六色金神殺人事件」が昨年暮れに徳間文庫書き下ろしで出ていることを解説で知ったので,上野から京浜東北線を乗り継いで降りた品川駅のBOOK GARDENで探したのだが見つからなかった。代わりに,小池真理子+藤田宣永「夫婦公論」(集英社文庫)を買ってしまったが。
- 乗り換え口を通ると,ちょうど羽田空港行きの特急が着いたところだったので,今乗り込んだところである。vaioを起動してClemontineのニューアルバムをMP3化したやつを聴きながら,たった今買った「夫婦公論」を読んでいたら,あっという間に羽田空港に着いた。まだ飛行機が着くには1時間近く余裕があったので,JASの到着出口近くのBLUE SKYという名前の喫茶店で,イモのケーキとサイフォンコーヒーを頼んだ。期待していなかったのだが,これはどちらも美味であった。羽田空港に行って時間があったら喫茶な人は行かねばならないと思う。今日のサイフォンコーヒーの豆はブラジルだったが,まろやかな苦味とでもいうべき味は,サイフォンならではのものではないかと思う。光サイフォンという器具で,火が使われていないのが面白かったし,店内が分煙になっているのもポイントである。意外な収穫と言えよう。
- 帰ってからは,息子の夏休み工作として昆虫標本を作る指導をした他は,とくに何もせず。
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