往路あさま550号。昨夜からの続きで「The S.O.U.P.」を読み,熊谷の手前で読了。多少引っかかりを感じたところがないではないのだが,最後まで楽しめた。しかし,主人公は,あまりにもスーパー過ぎるスーパーハッカーではないか? そこまでのアルゴリズムとコーディングを,そんな短期間で考え出す能力は人間業ではないような。
ところで,唐突に気づいたのだが,明日が締め切りだった。何のって,来年の人口学会のテーマセッションの趣旨説明書である。これはまずい。今日こそは仕上げなくては。
そうは思っていても,容赦なく新しい仕事は降ってくるもので,日本オセアニア学会のサイトに載せるべき学会誌最新号のabstractが送られてきた。バングラデシュから届いた,WEBサイトを見て博士課程への入学を考えているという問い合わせメールへの対応もしなくてはならない。その合間を縫って,懸案だった情報基盤センター分散セキュリティ支援掛にウイルスバスターの申請書を書き上げた。
こうやって雑用をこなしていくうちに午前中が終わる。
謝辞が書かれていたから,もしかしたらと思っていたのだが,角川書店から「The S.O.U.P.」が届いた。ご恵贈感謝>川端。自分で買った方はこれから研究室のネットワーク管理を担う後輩にあげることにしよう。これならきっと有効活用したことになるだろう。
昼食後21:00近くまでかかって,メールで届いた雑用はすべて片付けることができた。なかでも時間がかかったのは,日本オセアニア学会サイトの更新だった。まだ直しが入る可能性があるのだが,とりあえず公開することにした。
人口学会の趣旨説明が未完なのだが,帰りの新幹線で考えることに決め,帰り支度をしている今は21:00である。
終電1本前はかなり混雑していたが,5号車に空席を見つけて座れた。藤岡真「六色金神殺人事件」(徳間文庫)を読み始めた。導入部からするとSF伝奇ものっぽいが,このままSF設定の落ちに流れていくとしたら安直だなあと思いながら読んでいる。