往路あさま504号に乗ったのだが,長野から上野までずっと眠っていた挙句に,上野駅停車中に目が覚めてドアまでダッシュしたのにちょっとの差で間に合わず,降りられなかった。東京駅往復は15分の時間のロスだ。今日みたいな天気の良い日には,軽井沢辺りで外を見ると紅葉がきれいだろうから,外を見ようと思っていたのだが,無理だった。徹夜の翌日には,まだ睡魔が抜けていないのである。
昨夜からどうもついていない。いろいろと想像力を働かせすぎるのかもしれない。いや,それより,疲れているということだろうか。
午後3時からOxford大のStanley J. Ulijaszek博士の講演を聞いた。筑波でサゴヤシ研究の国際会議があったのに出席したついでに,大塚教授がひっぱってきたのである。SahlinsがOriginal Affluent Societyと賞賛した熱帯の狩猟採集社会を,実は高温のせいで,体温が上がり過ぎず水を失いすぎないようにするためには,一日に働ける時間は,時期によっては,生理的に限られてしまうのかもしれない,という話であった。この手の進化生態学的な話は面白いのだが,必然性を論じられない点が弱点である。
終了後,歓迎会を兼ねた飲み会になった。久々に酔ってしまい,終電1本前に乗って帰途に着いたが,当然ずっと眠っていた。