昨夜は自転車が漕げなくなるほどexhaustしていたというのに,今日は半年も前から決まっていたリンゴの収穫の日なので,牟礼に出かけねばならないのだった。起こしてもなかなか子どもたちが起きなかったこともあり,JR信越線には乗れない時刻になってしまった。途中の田中南という停留所までバスに乗ろうと,ジャスコの前まで歩いていったら,ちょうど目の前をバスが通り過ぎていってしまった。次のバスまで40分待ちをする気になれなかったので歩いていったが,途中で次のバスに追いつかれそうになったので田中南まで数区間,東長野病院行きに乗った。大人2人と小学生1人で500円だった。牟礼行きのバスなど,あと1時間以上こないことはわかっていたので,歩いて宇佐美沢に到達したのは,そこにバスが来る10分前だった。途中,牟礼ふるさと振興公社に遅れるという電話を入れようと思ったが,公衆電話が全然ないのに加えて,途中飛び込んだ店で電話を借りて掛けようと思ったら,もってきた今日の案内の紙には携帯の番号が書かれていないとわかったりで,結局連絡できなかった。大失態である。
それでも,約30分遅れでふるさと農園に着いたので,さて収穫しようと思ったら,1本のリンゴの木をシェアしている家族が,既にほとんど全部収穫してしまっていたのだった。プラスティックの籠に入れてあるリンゴを(小さめのものばかりだったような気がしないでもない),はいどうぞと言われても,ちょっと釈然としない。この日のために夏の間摘果とか葉摘みをやってきたのに,着いてみたら既に収穫済みというのは悲しい。遅れたとはいえ,事前に行くと言ってあるわけだし,半分くらいの見当で木に残しておいてくれるのが筋というものではないだろうか。
と,内心思いながらも,既に収穫されてしまったものが木に戻るわけではないので,来年は1本丸ごとの契約をしようと心に誓いながら,持って行ったダンボール箱にリンゴを詰める作業をした。今年のふるさと振興公社の「果樹コース」は今日で終わりなので,その後,豚汁と焼きおにぎりがふるまわれた。平出まで歩いて,東京に電話をして未来開拓全体会議への遅れがひどくなりそうなことを伝え,タクシー会社に電話をして配車を依頼して戻ってきてから食べたが,実においしかった。
その後タクシーで帰宅したが,3000円強だった。これなら往路もタクシーを使うべきだったと後悔したが,そもそも公衆電話がなかったのでタクシーを呼ぶこともできなかったのだ。やはり携帯は必需品だと思った。
家に着いてから採りたてのリンゴを1個かじり,素早く着替えて自転車に飛び乗って長野駅に着き,14:18発のあさま号に乗って上野に向かっているところである。
と書いてバッテリーが切れたのでvaioを閉じて眠り,目が覚めたら上野に停車中だった。慌てて出ようとしたが,無情にも目の前で扉が閉まってしまい,東京駅で隣のホームに移って一駅戻るために16分を無駄に失った。自転車を飛ばして会議中の山上会館に向かったが,もはやソロモン班の発表は終わり,質疑応答を残すのみというタイミングだった。我ながら最低の間の悪さというか何というか,ダメダメである。疲れすぎなのだろう。もっとも,ぼくが主役を務めるのは明後日だから,今日の失態は致命的ではないが。
明後日の準備を進めていたら,終電1本前の時刻になった。明日は9:30から会議が始まるので,遅くとも7:02発あさま550号に乗らねばならない。きついなあ。
休日には終電1本前でも楽に座れる。PowerPointで明後日のプレゼンテーション資料を作っていたが,眠気が襲ってきたので高崎からは眠って過ごした。長野駅に着いてみると,恐ろしいほど澄み渡った空であった。駅周辺では地上の光のせいで明るい星しか見えないのだが,ちょっと離れるとオリオン座も小三ツ星まで見えるし,周りが暗い場所を通るときは,天の川といっても言い過ぎではないほどの数の星の光が降ってきた。