枕草子 (My Favorite Things)
【第769回】 一難去っても(2002年2月27日)
- 学会発表と試験監督が終わって,本来ならここで一息つきたいところなのだが,締め切りがあるのでそうも言っていられない。オセアニア学会の発表要旨を初めとして,3月初旬までに仕上げなくてはいけない原稿がいくつかあるのだ。いつものことだが。
- どうも夜のうちに充電できていなかったらしく,往路あさま508号でvaioを開いたら,いきなりバッテリー残量が50%台だったので,あまり打てない。早く次期マシンを買わねばと思う。昨日の試験監督中につらつらと考えていたのだが,1.4 kgと1.7 kgの重さは無視できるし,液晶とキーボードは大事だから,選択肢はSS SかX23かというところに絞れるだろう。X23だと高いのだが,通販サイトなどで時折17万円くらいのX22を見かけるから,あれが最高の選択肢かもしれない。ただ,キーボードはスペック上は互角だし,液晶はSS Sの方が良さそうだが。
- sv3号のSCSIカードを交換してTru64 UNIXをインストールする,という作業がずっとできずにいたのだが,どうしても3月末までにはやってしまわなければいけないので,トライすることにした。まずは,sv3号のアカウントで受信している多数のメーリングリストがあるので,それをやめてhumeco1のアドレスに登録変更した。さらにsv3号の/homeディレクトリをtarでまとめて,ローカルのHDDにダウンロードした。それが終わって昼食を摂ったら歯科受診の時刻になったので,行ってきた。今日は型をとっただけだったので,10分ほどで終わった。
- それから懸案の作業にとりかかった。SCSIカードの交換は簡単にできて,SRMコンソールからもちゃんと認識されてブートプロセスに入ったのは良かったのだが,どうしても途中で止まってしまうのだった。AlphaBIOSを呼び出してSCSIカードのBIOS設定を変えてみたり,Tru64のCD-ROMが悪いのかと思ってFreeBSD/Alphaの4.5Rをダウンロードして焼いてbootさせようとしてみたり(それもブートしなかったので,CD-ROMの問題ではなくて,ブートローダとマザーボードとCD-ROMドライブの相性とか,そういう微妙な問題だろうと思われた),手を変え品を変え,竹内君と試行錯誤してみたが,駄目だった。vaioの充電も一瞬うまくいってフル充電できたものの,起動させたらまた充電できなくなってしまったりして,今日はコンピュータ関係が駄目な一日だった。失意にうちひしがれて終電1本前で帰途に着いた。
- こういうときは,運を変えるために,何か新しいことをやってみる,というのも一案である。明日,昼食ついでに秋葉原にThinkPad X22の7HJを買いに行くことに決めた。X23に比べると,CPUが866 MHzに対して733 MHzであるとか,HDD容量が半分しかないとか,無線LANがついていないとか,OSがWindows98 SEだとかいった欠点があるのだが,それらを補って余りあるほど値段が安い(ニッシンパルかPCレーダーなら消費税込みで18万円弱)。どうせHDDは流体軸受けのを買って換装してしまうつもりだし,OSはWindows2000 Professionalを単体で買ってあるし,無線LANなんか使わないので,当面はこれで十分なのである。もっとも,あと3万円出すと,X22でも800 MHzで無線LANがついてHDD容量が20 GBというモデルがあるので,そこは悩みどころなのだが。
- 午前中に山口県立大に電話をかけたり,引越し屋を当たったり,未来開拓ニューズレターの校正を完了させたり,3月8日の広島大学出張のスケジュールを問い合わせたり,といったことをやってしまいたいので,往路あさま502号を目指そう。
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