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個別メモ

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【第297回】 旅路の果て（2005年6月5日）

• インクが尽きてしまっては仕方ないので，カラーで印刷したやつをコピーすることに決め，とりあえず朝食。このホテルは旅の窓口でとったのだが，朝食つきで5600円は安かったと思う。コーヒーも飲み放題だし，使わなかったけれどもロビーなら無線LAN接続でインターネットも使い放題だそうだ。朝食はチェックイン時に和洋聞かれて，和にしたわけだが，すぐ出てくるのと品数が多いのは利点だと思った。すぐ出てくるということは，たくさん作って配膳準備ができているわけで，その分多少乾き気味だったのは否めないが，まあ十分だった。
• チェックアウト後，ローソンではA3カラーコピーは80円なので，50枚印刷すると4000円かかる。モノクロだと10円なので500円で済む。この資料は，果たしてカラー印刷するほどのものだろうか，とちょっと悩んで，多少見易さは改善するかもしれないが，所詮は大した差ではないと結論してモノクロコピーした。見難い配布資料の判読に苦労された方々には申し訳なかったが，そのうち今回の発表内容は，シミュレーションプログラムとともに，このサイトにページを作って公開する予定なので，それを待たれたい。
• JR三ノ宮まで歩き，六甲道でJRを降りてバスに乗り換え。人口学会出席者数人に出会って挨拶したり。バスは神戸大の学生も大勢乗っていて，無茶苦茶混んでいた。神戸大は見晴らしがいい立地なのだが，場所としてはちょっと不便なところにあって，周りには宿もないので，みんな，新神戸とか三ノ宮とかに泊まってバスで来るしかないわけで，だからバスが混むんだろう。
• 午前中は，時々うとうとしそうになると控え室でコーヒーを飲むとかしてしのいだ。面白い演題もいくつかあった。仕事が１つ増えてしまった。雑談の中で驚いたニュースが２つあった。某先輩と某後輩の，ある意味対照的な去就についてのもので，何となく予感しないでもなかったが，でもびっくりした（なんてここに書いても，大半の読者は何のことやらさっぱりであろうが，詳しく書くわけにもいかないし，自分のためのメモということで読み飛ばしていただきたい）。午後の自分の発表のときは，もう遠方の人は帰り始めていて，やや聴衆が少なかった。まあ最低限，何となく内容を伝えることはできたか？　でも，システムを作ってちょっと試してみたけれども，辻褄が合わないので，可能性としては，試し方が足りないのと，構造として入力情報が足りないのと両方あります，というレベルでは突っ込みようがなかっただろう（中央大学の和田さんから，試すのが手作業で大変ならば，３つほど前にあった発表のようにニューラルネットを使うとか，適応的アルゴリズムで探索させたらいいのではないか，といった感じの有益な示唆をいただいたのは嬉しかったが）。少なくとも，この入力情報を足してやるとうまくいく，というところまで示せないとシミュレーション研究としては意義が半減するので，もう少しちゃんと仕上げて投稿する方向にもっていこう。問題は加齢とともに衰えていく気がするコーディング能力だな。だんだんC++の書き方に慣れてきたのでCよりも簡単にさえ感じることがあるけれども，ちょっとしたアルゴリズムを実装するコードを思いつくのが遅くて駄目だ。今回もデータ構造を決めるのに時間がかかりすぎたし。もっとも，その前に，入力情報の元にした分析結果の論文を早く投稿しなくてはいかんのだが。
• 自分のセッションが早く終わったので，廣嶋さんの発表の質疑を聞けたのはよかった。終了後タクシーで新神戸に出て，17:38発のぞみ22号で名古屋へ。名古屋から長野へ向かう特急しなの25号が満席だったのは誤算で，塩尻まで無茶苦茶揺れる中を立っていかねばならなかったのは大変つらかった。塩尻から長野までは漸く座れたので熟睡してしまった。疲れ果てた旅路の果てに，漸く家にたどり着いたのは22:40近かった。スパゲティを茹で，生活クラブのトマトケチャップを絡め，スライスチーズをちぎってまぶして晩飯後，米をといでタイマーセットしてから，忘れないうちにここまでの記録を打とうとしたのだが，ふと気がついたらコンピュータを開いたまま椅子の上で眠っていたので，諦めて3:00に就寝。

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