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【第941回】 決着つかず（2007年12月5日）

• 6:30起床。やや寝坊する方向にシフトしている。冬だからか。×。雪は止んでいたので，自転車で長野駅へ。まだ積もるほどではない。往路あさま512号。今日は卒試関連仕事に決着をつけねば。
• 今朝読んだ新聞に載っていたPISAの科学的応用力を問う問題の2番は不適切問題ではなかろうか（以下，記憶に頼って書いているので不正確なところがあるかもしれないが，ご容赦されたし）。選択肢Bが正解となっていたが，あの文脈で細菌を出すのは解せない。一度罹っただけで抗体ができて，すぐには再感染しない感染症としては，麻疹とか風疹とかおたふく風邪とかいったウイルス感染症を出すほうが自然だと思う。だとすれば，選択肢に出てくるのは細菌よりもウイルス，あるいは寄生体(parasite)であるべきではなかろうか。選択肢CとDは論外だが，BもおかしいからA（いや，Aは日本語として不十分だけれども）と選んだ生徒がいても不思議ではない。あの問題の選択肢Bは，英語でもbacteriaなんだろうか？　まあ，コレラとか破傷風のような細菌感染症もワクチンはあるわけだから抗体はできるし，HIVとかHTLVのように簡単には抗体ができないウイルスもあるので難しいところだが，もうちょっといい出題の仕方があると思う。
• 昼間はずっと卒試関連仕事。一通りまとまってから，内容を教育的にするため取捨選択とか追記とかいろいろあって，途中院生の発表練習を挟んで（それが長引いたことと，外部の参加者が来なかったため，社会疫学勉強会は中止），21:50までやったが終わらなかった。復路終電あさま555号。

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