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【第1132回】 今日も悪天候(2008年8月25日)
- 5:55起床。×。往路あさま510号。群馬は雨だったので前橋からバス。
- 安井至さんの「市民のための環境学ガイド」の最新記事で丸山茂徳『科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている』宝島社新書への批判が展開されていたけれども,今一つ要領を得なかった。いや,言いたいことはわからないでもないが,アンケートの本文が掲載されてないのが問題といいつつ,藁人形論法で批判をするのはアンフェアと思う。まあ,自分自身も,この本はあまりに扇情的なタイトルなので買わなかったが(それより前に出た『「地球温暖化」論に騙されるな!』(講談社)は読んだ)。
- R-2.7.2が予定通りにリリースされた(リンク先はR-announceメーリングリストへのPeter Dalgaardからの告知メール)。マイナーバージョンアップだが,sprintfとpasteがUTF-8を返すようになったということで,もしかしたらなかまさんのサイトに紹介されている設定なしでも高の異体字(いわゆる「はしご高」)が出るかもしれない? のでバージョンアップしてみたいと思う。
- 書き忘れていたが,R-announceにこの告知の前に流れたメールによると,来年のuseR!はフランスのRenneで7月8日から7月10日まで行われるそうだ。来年から原則として,奇数年はヨーロッパ,偶数年は北米で開催するらしい。南極は難しいだろうけれども,それ以外の大陸で開催場所が置き換えられる可能性はもちろんある(いいオファーがあれば),とのことだが,いつかは日本で開催されるくらい,日本のRユーザが増えるといいなあ。
- R勉強会のネタはtapplyの基本とサンプルサイズ計算。終わった後の雑談でUSBを介して感染するコンピュータウイルスについて話していたら,学生からautorun.iniという空っぽのファイルをリードオンリーで予め作っておけば感染しないという話を聞いた。なるほど。悪影響はないだろうし,これはいいかも。
- 復路あさま549号。ランディ・パウシュ+ジェフリー・ザスロー(矢羽野薫=訳)『最後の授業:ぼくの命があるうちに(DVD付)』ランダムハウス講談社,ISBN 978-4-270-00350-3(Amazon | bk1 | e-hon)を読む。Show's Hot Cornerで3Dグラフィックスプログラミング言語Aliceの開発者の一人と紹介されていたので買ってみたが,既に亡くなってしまった(本書執筆時には膵臓から肝臓に転移したがんの末期で余命数ヶ月との宣告を受けていた)著者の書く言葉が一々冴えていて凄いと思った。DVDはまだ見ていないが,webで公開されていて600万のダウンロードがあったという,"Really Achieving Your Childhood Dreams"と題された「最終講義」の記録(日本語字幕付き)とのことだ。本の内容は,その「最終講義」をするに至った経緯から,どうしてテーマを「あなたの子供の頃の夢を本当に達成する」にしたのか,それを聴衆に(というか,自分の死後に遺すまだ幼い子供たちに,将来)わかってもらうためにどう工夫したのか,そして「最終講義」で伝えたかったことの一部が(たぶん講義とは別の形で)描かれていた。装丁とか売り出し方が狙いすぎの気はするので,ちょっと本屋の店頭では買うのが恥ずかしいが(だからというわけではないがAmazonで買った),名著だと思う。
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