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社会調査第1回
「社会調査の意味と歴史」(2001年4月12日)

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最終更新: 2001年7月26日 木曜日 18時02分


講義概要

  1. 社会調査とは?:英語ではsocial researchまたはsocial survey/「社会生活と関連させることを目指して」行われる社会事象のデータ収集をいう。/2つの側面=社会的プログラムを作り社会の改善を目指す実践 vs 社会の諸側面の科学的探求/具体例=センサス,世論調査,訪問調査, …
  2. 社会調査の意味:社会科学の方法の基本である。/社会をよりよいものにするための科学的認識を目指す=一定の問題意識をもち,作業仮説に基づいて調査を行う(例外はある)/調査を科学的に精密に実施する努力ができるだけ払われねばならない。
  3. 社会調査の歴史:政治的要請による実践的調査から,普遍性を目指した科学的調査へ/センサス,官庁統計に始まる全国的(広域的)統計的な調査/ジョン・ホワード(1777)の囚人調査などを先駆的業績とする地域社会(部分集団)調査/近年の量的,質的発展(統計学とコンピュータの効用)
  4. 全国的統計的調査:センサス/世論調査/選挙予測の事例
  5. 地域社会研究:ヨーロッパの流れ=ホワード,ルプレー,ブース/アメリカの流れ=ケロッグ,ハリソン,シカゴ学派/日本の流れ/周辺諸科学との関連

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  1. 社会調査についてどんなものかわからなかったが講義を聴いてだいたい分かった→それはよかったです
  2. 実習を希望→フィールドには出ませんが,調査票づくりとか面接調査は実習予定です
  3. 大統領選の話で標本調査の威力に感心→標本抽出法の話を1時間かけてします。