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公衆衛生学 (Public Health)

Latest update on 2024年4月2日 (火) スケジュール一部変更


講義の目的と概要

本講義では,「公衆」,即ち,地域社会で普通に生活している人々,あるいは各種機能集団の人々の健康を保持増進するための理論と方法について学ぶ。

そのためには「健康」を定義することが必要であり,本当はそれが実に難しい。保持増進するための理論と方法といっても,社会条件や健康観が違えば違ってくるので,社会の文脈に即した理論でなければならない。だから,この講義を受ける際に常に注意して欲しいことは,その話で論じられている「公衆」はどういう集団を指しているのか,ということである。

一つだけ確かなことは,種類はいろいろであるにせよ,公衆衛生学の対象が個人ではなくて人間集団だということである。この点は多くの他の専門科目と異なるので,注意されたい。

講義の計画と内容

疫学については時間が足りないため,ごく基礎的なことだけ説明する。別途参考書などを参照し,自習して欲しい。実は疫学・生物統計学に限らず,公衆衛生学で扱うトピックはそれぞれ広大な裾野と奥行きをもっているので,本講義はあくまでも概論(とくに制度,法制,枠組み,方法論を中心にしたもの)と考えて欲しい。

前期月曜3限(13:10-14:40)。2022年度までは看護は後期、検査は前期に別々に実施していたが、2023年度から看護と検査合同の講義になった。原則としてD201でハイフレックス形式で実施する。

  1. 公衆衛生学序論・健康論(4/8,資料参考資料)
  2. 疫学(1)(4/15,疫学(1)(2)通した詳細資料資料)
  3. 疫学(2)(4/22,資料)
  4. 地域保健と保健行政(5/13,中山先生)
  5. 学校保健(5/20, 資料) 教室の都合によりこの日のみD101, D102
  6. 母子保健(5/27,藤田先生)
  7. 産業保健(6/3, 資料)
  8. 環境保健(1)(6/10, 資料)
  9. 環境保健(2)(6/17, 資料)
  10. 感染症の予防(6/24,入子先生)
  11. 保健統計(7/1,和泉先生)
  12. 慢性疾患の予防(7/8,入子先生)
  13. 高齢者の保健・医療・介護(7/22,資料詳細資料等価余命を計算するためのRコード)
  14. 精神保健(7/23, 資料)
  15. 国際保健医療(7/29,資料)
  16. 期末試験(8/5) 看護はB201、検査はB202で対面で実施予定です

参考(期末試験問題及び解答例):2023年度期末試験問題 / 同解答例2022年度期末試験問題同解答例2021年度期末試験問題同解答例2020年度期末試験問題同解答例2019年度期末試験問題同解答例2018年度期末試験問題同解答例2017年度期末試験問題同解答例2016年度期末試験問題同解答例2015年度期末試験問題同解答例2014年度期末試験問題同解答例2013年度の期末試験問題同解答例2012年度の期末試験問題同解答例

成績評価と基準

期末試験及びミニレポートによる平常点評価による。なお,期末試験は持ち込み不可である。期末試験で合格基準に達しなかった場合,翌週の再試験を受けることができる。

教科書・参考書・参考資料等


リンクと引用について