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環境・食品・産業衛生学(2012年度)

Latest update on 2012年8月30日 (木).


1.授業のテーマと到達目標

大気・水・騒音・振動といった物理化学的環境は,ヒトが生きる環境のもっともベースとなる条件を規定する。それらの物理化学的環境条件に応じて,ヒトを含む個々の地域生態系が成立し,生物学的環境や社会文化的環境が構築される。ヒトの生存は,それらの環境条件の中で,どのように生産と消費を持続していけるのかにかかっている。この授業のテーマは,こうした意味での環境衛生,食品衛生,産業衛生の各論を示すことであるが,知見そのものだけではなく,どのように測定・検査・評価がなされるのかという点まで含めて理解することを到達目標とする。

2.授業の概要と計画

  1. 環境の概念と地域生態系(4/9,参考
  2. 大気・温熱・気圧(4/16,参考画像削除版プレゼンpdf
  3. 騒音・振動・放射線(4/23,画像削除版プレゼンpdf
  4. 栄養(5/7,プレゼンpdf
  5. 食品衛生(5/14,プレゼンpdfから画像を除いたもの
  6. 感染症疫学(5/21,プレゼンpdfから画像を除いたもの
  7. 化学物質の管理(5/28,プレゼンpdfから画像を除いたもの
  8. 廃棄物と都市環境(6/4,プレゼンpdfから画像を除いたもの
  9. 水(上下水道)→宇賀先生(6/11)
  10. 産業保健(6/18,プレゼンpdfから誤変換を修正して画像を除いたもの
  11. 毒性学入門(6/25,プレゼンpdfに若干追記したもの
  12. 公害と地球環境問題(7/2,プレゼンpdf
  13. リスク論(7/9,プレゼンpdf
  14. 期末試験(7/23,試験問題及び解答例

3.成績評価と基準

期末試験により評価する。何回かミニレポートの提出を求めるが,期末試験の成績が60%に満たない場合はミニレポート内容によりプラス評価を加える。

(2012年8月30日記)期末試験は範囲が広く若干難しかったためか,素点は平均55.5点(範囲:38点〜71点)であった。しかし,レポート点を平常点として付加した結果,全員が合格であった。合格に慢心せず,各自解答例を見て復習することをお薦めする。

4.履修上の注意(関連科目情報等を含む)

公衆衛生学(宇賀教授担当)では社会環境面の公衆衛生を中心に教授されるので,この講義における環境衛生・食品衛生・産業衛生と相互補完的に学習されたい。後期の公衆衛生学実習を有意義なものとするためには,本講義において基礎的な知識を身につけておくことが前提となる。

5.オフィスアワー・連絡先

火曜日18:00〜18:30,E707

6.学生へのメッセージ

資料を随時webで公開するので参考にされたい。

7.今年度の工夫

今年着任して初めての講義なので,ある程度手探りになりますが,よろしくお願いします。

8.教科書

とくになし

9.参考書・参考資料等

鈴木庄亮・久道茂(監修)辻一郎・小山洋(編)『シンプル衛生公衆衛生学2012』南江堂

10.キーワード

物理化学的環境,生物的環境,環境衛生,食品衛生,産業衛生


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